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11/10/22
放射能から子どもを守る取り組みを!坂戸市では、5月から放射線量の測定を開始し情報を公開してきた。しかし、依然として不安が払しょくされることはなく、局地的に高い放射線量になるホットスポットの存在が、自治体などの調査で明らかになっていることから、本市でのホットスポット調査の実施の考えについて質問しました。 答弁では、放射線量の異常に高い場所を示したホットスポットマップの作成は、本市の測定値を見る限りは、現時点では必要がないと前向きな答弁ではありませんでした。 現在計測している所から高い数値が出ていないから坂戸市全体の安全が確保された訳ではないことを指摘。提案として、坂戸市全域の放射線量の測定調査を実施し、防災マップや洪水ハザードマップのように、放射線量もマップに落とし、わかりやすく市民に公表するべきだと質問しました。 これに対し、ホームページ等を工夫して、どのような方法が良いか検討して掲載する方向で考えるという答弁を引き出しました。 学校給食の安全性の確保を!学校給食の食材について、東京電力・福島第一原発事故による放射能汚染は、初期段階での大気による外部被曝から、放射能に汚染された食物を摂取することによる内部被爆の不安が広がっている。とりわけ若い子育て中の親御さんから不安の声が上がっています。学校給食の安全性を確認するため、給食で使用する食材を市独自で食材検査を実施するよう指摘しました。 この質問に対し、食材について保護者の不安感を少しでも払拭するため、学校給食用食材の放射性物質検査を本年10月より実施すると答弁しました。 検査については、学校給食で使用する食材の中から月に2回、各5検体をサンプルとして採取し民間検査機関に依頼し実施するということです。 再生可能エネルギー、省エネルギー化の促進を!一般家庭への太陽光パネル設置補助も財政の問題を理由に削減し続け、「太陽光パネル設置補助」を実施している県内の自治体で最低の補助金額となっています。市民ニーズが高まっている「太陽光パネル設置補助」について補助金額の充実拡大を求めました。 市は、厳しい財政状況だが来年度補助金の枠を拡大するなど、普及促進に向けて努力していくと答弁しました。 アスベストから市民を守る対策を!この問題は、6月議会に引き続いての質問になります。坂戸西スマートインターチェンジ工事現場の再生砕石から、産業廃棄物として埋め立て処分が義務付けられているアスベストを含む可能性の高いスレートの混入が前回の質問で明らかとなりました。6月議会では、しっかりと対応をすると答弁でした。 対応方法については、県の実施方策に準じ、現地で混入の疑わしきコンクリート瓦等の除去を行ない、その後工事現場において、大気中のアスベストの飛散の有無を確認のため、石綿環境濃度調査を行なったということです。 調査では、大気汚染防止法に基づく石綿製品製造工場に対する敷地境界基準の空気1リットルあたりの基準を下回っていたという結果だったとのです。この石綿製品製造工場に対する敷地境界基準の、採集条件などの規定はどのように認識しているのか、何回かにわたり測定方法について追及しました。 答弁で、測定器の設置箇所は1ヵ所、前日に雨が降っていたにもかかわらず測定をしていたことが明らかになりました。 これは、環境省のアスベストモニタリングマニュアルの規定箇所、原則2ヵ所と測定箇所数が異なります。そして、アスベストの浮遊量の測定でも前日に雨が降っていた場合には、測定は避けるとあります。 測定の方法や条件が環境省のマニュアルとは大きく違う、このような調査で、安全が確保されたという認識では市民の安全は守れないとして、実施した調査についての見解を求めました。 答弁は「これらの調査については、石綿製造工場における測定方法と異なり、確立された調査方法がないことから県との協議を行ない実施したものでございます。基準につきましても、同様に基準がないことから、大気汚染防止法に基づく石綿製造工場における敷地境界の基準と比較したものでございます」というものでした。 このような答弁です。「再生砕石については、基準が決まっていないから県と市で測定方法や条件を決めた」。つまり石綿工場の基準と比較しているにもかかわらず、測定方法はそれに準じていないというわけです。でたらめな測定です。 次にアスベスト含有の疑いのあるコンクリート瓦等の除去を行なったが、何個採集できたのか質問をしました。 答弁では、土嚢袋一袋を撤去し、撤去した砕石は、再生プラント事業所が自らアスベスト含有率測定試験をした結果、アスベスト含有無しと報告を受けているとのことでした。問題なのは、撤去した再生砕石を出荷している業者に含有検査をさせていることです。案の定、「含有なし」です。 私は、工事現場から自分で採取した再生砕石を8個、含有検査に出し、8個すべてからアスベストが検出されたと報告書を受けています。土嚢袋一袋分を検査して含有ゼロという結果は全く納得できるものではありません。 この追及に対して答弁では、「業者の責任において、分析センターへ依頼した結果が報告をされております。今後の対応につきましては、方法等が確立されていない以上、埼玉県と十分協議の上、今後の対応について検討していく」としました。 今後も対応について注視していきます。 |
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