住民福祉と公務員

吉岡しげき議員

　先週、片柳の赤旗日曜版読者の方から、「Ｙさんの相談にのってほしい」と連絡がありました。

　会って話を聞くと、「コアラの里」（東松山市内の無料低額宿泊所）で同じ入所者から執拗な嫌がらせをされ、居たたまれなくなって逃げ出し野宿しているので、助けてほしいというのです。

　Ｙさんは、以前「コアラの里」の劣悪な内情を暴露してくれた一人でした。

　彼は、Ｋ市から生活保護を受給していますが、住民票は東松山市にあるというのです。すぐ東松山市の共産党の蓮見議員に連絡し、その日の午後には保護申請し、同市内にアパートも見つかり入居しました。一安心でした。

　ところで、Ｙさんが私に話した中で、Ｋ市の職員から「東松山市から生活保護を受給したかったら、一週間ぐらい野宿して東松山市に相談しろ」と言われたというのです。

　「全体の奉仕者」とされ、住民の福祉のためにこそ働かなければならない公務員が、住民に「野宿しろ」とは!?

　その職員は、自らの仕事がいったい何だと思っているのでしょうか。まさかと思いながらも、憤りを覚えずにはいられませんでした。