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敬老会の記念品廃止は問題

日本共産党坂戸市議団の総括質疑その1

05/03/16

 2月25日(金)、3月定例議会の総括質疑で、日本共産党坂戸市議団あらい文雄議員は次の質疑を行いました。

平成17年度坂戸市一般会計予算について

敬老会・報恩会の招待者の記念品、カットで400万円削減

 毎年9月に開催されている敬老会・報恩会の予算が昨年度は825万円であったが、17年度の予算では420万円に削減されたことについて質疑しました。

 市は、本年の敬老会は、敬老の日の9月19日(月)に開催予定、例年どおり70歳と75歳以上の方を文化会館に招待し式典とアトラクションを行ない、長寿をお祝いしたい。昨年まで全員に配布していた記念品は、非常に厳しい社会経済情勢を考慮すると、一律な品物の贈呈には工夫が必要とし、全員配布をやめ、77歳と88歳の節目の方にしたいと答弁しました。

敬老会・報恩会事業の年度別変化
 
17年度案
16年度
14年度
12年度
招待者数
 
6,388人
5,761人
5,124人
参加者数
 
1,686人
1,812人
1,290人
参加割合
 
26.4%
31.5%
25.2%
記念品
なし
洗剤セット
鰹節セット
鰹節セット
記念品代
・送料込
なし
500円
900円
2,000円弱
予算額
420.7万円
825.6万円
1036.4万円
1549.1万円
会場
文化会館予定
文化会館
文化会館
体育館
記念品
16年度までは招待者全員に自宅配布(70歳・75歳以上)
17年度は77歳・88歳のみに(600人位)
別に99歳以上には贈り物あり(10〜20人)

敬老会の記念品廃止は問題と指摘

 あらい議員は、敬老会の記念品は毎年のように内容を低下させてきたことに、毎回の議会で指摘してきたこととともに節目の方(77歳・88歳)のみの配布にすることついて、市内循環バスの無料化廃止とともに元気なお年寄り対象の数少ない制度を無くしてしまうのは問題であると指摘しました。

保育園の待機児童解消の対策は

 保育園に入園を希望しても入園できない待機児童の対策は、国としても「待機児童ゼロ作戦」を展開しているが現実的にはあまり進んでいない。坂戸市の待機児童の現状と来年度の見通しと、予算でどう対策がされているのか質疑しました。

保育所入所待機児童数
 
4月当初
7月
12月
2月
平成14年度
0人
20人
56人
53人
平成15年度
6人
39人
65人
68人
平成16年度
7人
30人
84人
89人
平成17年度
予測30人

保育所入所保留者数
平成14年度
10人
42人
87人
82人
平成15年度
14人
55人
108人
112人
平成16年度
16人
50人
125人
133人
平成17年度

 市は、保育園の入所待機児童は、2月当初で89名、平成17年度当初入所における待機児童数はについては、1歳児・2歳児の入所希望が非常に多く、36名となっているが保護者の職場環境の変化等のあり、4月1日では、30名前後と考えられる。一時保育を利用しての保育需要もあり、一時保育施設の増設の今予算で計上している。18年度に入西の民間保育所が開園予定(今予算で補助金提案)、定員の弾力化(1クラスの増員)及び一時保育体制の充実、家庭保育室との連携等、総合的視点で解消に向け取り組んで行きたいとの答弁でした。

議案三五号(財産の取得)について

学校給食の食器、PEN食器に

 12月予算の補正で審議された小中学校の給食用食器の取得について、ポリエチレンナフタレート(通称PEN食器)に決まった経過と理由、安全性について質疑しました。

 市は、食器選定に当たっては、基本的考えや、材質の食品衛生上の安全情報を提供し、給食にかかわる分野の皆様と話し合いをしてきた。学校給食をよくする連絡会、学校給食を考える会の方とは延べ4回にわたり、意見交換を行った。川越市給食センターの強化磁器の使用状況の視察。北小でのPEN食器の試験使用を行なうなど、多面的に考査、最終的には学校給食運営委員会で審議していただき決定したと答弁しました。

 あらい議員は、PEN食器は新しい商品であり、安全性については、引き続き注視していくよう指摘しました。

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