20年10月3日
「請願は議決結果に基づき、みなし不採択(注)とする」。9月8日(火曜日)の総務文教常任委員会で審議の場を締めくくった委員長の言葉を聞き、悲しみがこみ上げました。
坂戸市立末広幼稚園に関わるたくさんの人からの意見や園への思いという声をもとに作られ、請願書という形になりました。しかし、この場にいた石川清市長をはじめとする教育委員会や「坂戸市立幼稚園設置条例を廃止する条例」に賛成する議員たちは、請願書にある「坂戸市立末広幼稚園だからこそ選んだ」という私たち子育て世代の声を受けとめてくれません。
そればかりか、公立幼稚園の存在意義を理解することもせず、末広幼稚園を廃園とすることに賛成し、それを進めようとする有り様に、私は失望し落胆しました。私たちの坂戸市は、私たち市民が大きな声をあげて変えていくべきだと実感しました。
一方で、私たちの声を受けとめ、市のこれまでの有り様に言及された議員。似たような案件に他市が市民に対してどのように取り組んだかを提起し、廃止する条例に反対した議員の方々には敬服します。坂戸市の今後を担っていただきたいと切に願うものです。
末広幼稚園をまもる会 代表 坂口奈々子
(注)みなし採択・不採択とは?
同一会期中において、既に同一趣旨、同一目的の議案または請願が議決されている場合の請願について、一事不再議の原則に触れるため議決することなく、既になされた同一趣旨、同一目的の議案または請願等の議決の結果により「採択」または「不採択」とみなして処理する取り扱いのこと。
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