市議会だよりに「辞職勧告相当」

日本共産党坂戸市議団 新さかど

20年2月24日

「強く抗議」と共産党が声明

 「市議会だより2月号」に、「坂戸市議会政治倫理審査会の審査結果報告書」が掲載されました。学校給食調理室の労働環境調査を行なった平瀬としひさ議員は「辞職勧告相当」だと…。

 昨年5月から10回目の坂戸市議会の政治倫理審査会が12月27日(金曜日)に開かれ、各委員が結論的意見を述べて、審査が終結。

 第10回審査会では満席の傍聴者を前に各委員が意見を述べ、結論が三つに分かれました。そのうちの「議員辞職勧告相当」への賛成は委員8人中5人。あらい文雄委員は「政治倫理条例違反には当たらない」、武井誠委員は「厳重注意」との意見。小澤委員長は立場上、委員としての意見を表明しませんでした。

 何らかの処分を下すべきだとする委員の理由は次の4点。

  1. 教育委員会との事前調整なしでの学校訪問
  2. 給食調理室への入室という食の安全性への認識の欠如
  3. 校長不在時の学校敷地内への立ち入り
  4. 議員全員協議会で謝罪したことを正当化する行動

 これらに対しては、平瀬議員が12月13日の第9回審査会で全面反論しています。

 審査対象の平瀬としひさ議員に対する各委員の結論は分かれ、うち「議員辞職勧告相当」が多数を占めました。小澤弘委員長はこの結論を審査結果として、同日中に古内秀宣市議会議長に提出。

 不当な結論に対し、共産党坂戸市委員会は12月29日(日曜日)に抗議声明を発表しました。

共産党市委員会の抗議声明要旨

 政倫審の「議員辞職勧告相当」との結論を受け、日本共産党坂戸市委員会は12月29日に「このような判断がなされたことは看過できない、強く抗議する」との声明を発表しました。

 声明は

  1. 教育委員会は、平瀬議員に対し2校目以降、学校へ直接アポイントを認めている
  2. 学校長不在時の調理室入室については、同議員が既に審査請求以前の3月13日の議員全員協議会で謝罪している
  3. 調理室への入室時は、衛生管理者の指示に従い衛生面でも配慮しながらの訪問調査であり、政倫審で審査しなければならない案件ではない

と述べています。

 また、同声明では「審査委員8人中5人が審査会の請求者で、果たして公平な審査ができたのか、公平性を期すならば学識経験者や市民公募などの第三者を入れるべきではないか」と問題提起。

 さらに「今回の調査は、調理室での働く環境を改善するためのものであり大切な議員活動である」と締めくくっています。

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