豪雨ダブルパンチに市民悲鳴

日本共産党坂戸市議団 新さかど

19年12月14日

復旧へ官民の結集を!

 10月12日(土曜日)に関東地方を直撃し、東北地方などに大きな爪痕を残した台風19号。坂戸市には越辺川堤防が川越市で決壊するなどの影響で、350戸(25日現在)にのぼる床上・床下浸水や田畑への冠水で農作物などに未曾有の被害をもたらしました。同川堤防は急ピッチで復旧工事が行なわれ、17日(木曜日)には仮復旧。しかしその矢先、25日(金曜日)に市内を再び襲った豪雨で、三芳野地区に警戒レベル4の避難勧告が出され、住民は慌ただしく避難する事態に。(写真をクリックすると大きくなります)

復興工事の写真:クリックすると大きくなります

 被災後、県内外からボランティアの方々が駆けつけ、ゴミ片付けなど被災者を助けています。こうして復旧への鼓動は響くものの、さらに冠水した農作物や事業所の被害の全容も分かっておらず、水害対策の一層の強化などと併せ課題が山積です。今こそ官民問わず力の結集が求められています。

 日本共産党坂戸市委員会は30日(水曜日)、「47億円にのぼる財政調整基金を今こそ取り崩して被災者支援に充てるべき」との要望書を石川清市長に提出しました。

下水道職員と市議団の写真:クリックすると大きくなります

職員、消防団、ボランティア大車輪

 坂戸市社会福祉協議会が窓口となり、12日以降多くのボランティアが集まり、市職員や消防団、青年会議所とともに床上浸水した住宅からの災害ゴミ回収、災害ゴミ集積場でのゴミ受け入れ・分別作業などに力を発揮しました。

 旧北坂戸小跡地、石井水処理センターが臨時の災害ゴミ集積場所として設定され、ゴミ回収も進んでいます。

排水機場の設置 冠水米に補償 悲痛な声

あらい議員のトラックの写真:クリックすると大きくなります

 ほぼ全戸にあたる49戸が床上、または床下浸水した東和田地区では、住民から「葛川には排水機場がなく、水門閉鎖後は水の行き場がなくなる。排水機場の設置を」「見舞金をもっと増額してほしい」、農家からは「冠水した米への補償を」など悲痛な声が出ています。

 三芳野地区の専業農家からは「計算するたびに被害総額が大きくなり、保険が出ても自己負担が数千万円に上る。事業を続けるために、国県など行政からの支援がほしい」という声も聞かれます。

市民相談窓口、市が開設

農家前での市議団の写真:クリックすると大きくなります

 市では被災後すぐに「罹災証明書」発行の受け付けを開始、市役所1階ロビーに「市民相談窓口」が開設されています。

市、政府と県に緊急要望

 大野元裕県知事が16日(水曜日)、市の被災状況を視察した際、葛川水門への排水機場設置、飯盛川排水機場への排水ポンプ増設の要望書を坂戸市が渡しました。一方、26日(土曜日)には菅義偉内閣官房長官が、越辺川堤防の復旧工事現場を訪れました。その際も坂戸市からは河川整備、被災者の生活再建のための財政支援等に関する緊急要望書が提出されています。

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