19年6月15日
日本共産党の平瀬としひさ議員の学校給食調査活動について「疑義」があるとの7議員からの審査請求を受け、坂戸市議会は「坂戸市議会議員政治倫理審査会」を設置。政倫審の設置は市政史上初めて。5月17日(金曜日)に第1回審査会(小澤弘委員長)が開かれましたが、疑義についての具体的説明は一切なし。そして5月28日(火曜日)には第2回審査会を開催。
審査請求をしたのは藤野登、野沢聖子、飯田恵、小澤弘、加藤則夫、小川直志、内田達浩の7議員。
今年3月定例議会の一般質問で平瀬議員は、市内の小中学校5校を訪問し、給食に関しての調査を基に質問。審査請求書によると、「調査を行ったことに対する疑義」が審査の事由。
5月28日は30の傍聴席が満杯で傍聴できない人も出現する中で、第2回審査会が開かれました。審査会では審査請求者側の野沢議員からようやく「審査請求事由」が示されました。
それによると、平瀬議員に対して、
などと述べています。
今回は審査事由が述べられただけにとどまり、実質的な審査は次回の第3回審査会以降に持ち越されました。
次回第3回審査会は、6月17日(月曜日)13時30分から市役所3階議員全員協議会室です。傍聴するには、手続きが必要です。詳しくは、坂戸市議会HPを参照してください。
坂戸市議会議員政治倫理条例を熟読。第6条「審査請求書にこれを疑うに足りる事実を証する書面を添えて議長に提出し」とあります。5月17日(金曜日)の不可解な第1回審査会を思い起こしました。
請求者の委員長らが「この紙1枚では何が何だかわからない」と述べています。次回の審査会までに請求者側が「疑うに足りる事実を証する書面を用意し提出する」ことに。疑うに足る事実を証する書面を添えないで受理され、政倫審が設置されたわけです。条例の蹂躙ではないですか。連署議員7名と議長はどう感じているのでしょうか?
5月28日(火曜日)の第2回審査会は傍聴希望者が多く、傍聴席から「入れてあげて」の声が上がっても聞く耳持たぬ対応、なおも声が上がると議長は大きな声で「議事妨害者として退出させます」。異様な雰囲気の中での開会。休憩と再開が目まぐるしく、議事録に残らぬ中で重要な論議が進んでいるようです。奇異さと巧妙さを感じました。
審査委員の議員から「一人の議員の意見で審議の時間を取られては迷惑」「決めたことを守れないような議員は辞めるしかないですね」などの声も耳に入ってきて、私にとって市議会を学ぶ上で貴重な経験となった次第です。
この問題、議員はどうあるべきか! 議会はどうあるべきか!を議会と市民が問われています。引き続きしっかりと見つめていこうと思います。
泉町 神田重雄
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