給食調査で政倫審

日本共産党坂戸市議団 新さかど

19年5月24日

市政史上初!ぜひ傍聴に

 「政倫審? 何が起きたの?」。

 坂戸市議会はこのほど、日本共産党の平瀬としひさ議員の学校給食調査活動について「疑義」があるとの7議員の審査請求に基づいて「坂戸市議会議員政治倫理審査会」を設置しました。政倫審の設置は坂戸市政史上初めてです。5月17日(金曜日)に、第1回審査会を開催しました。

 今年3月定例議会の市政一般質問で平瀬議員は、市内の小中学校5校を訪問し、給食に関しての調査を基に質問。審査請求書によると、「調査を行なったことに対する疑義」が審査の事由だと言います。

 17日の第1回審査会(小澤弘委員長)では、同議員が執筆した「新さかど」3月31日付「議員団東奔西走」が資料として添付されました。

 しかし審査会では肝心の疑義についての具体的説明は一切なかったのです。これには傍聴者から「議会の質が問われる」「順序が逆だ」などの声が上がりました。

 審査を請求したのは藤野登、野沢聖子、飯田恵、小澤弘、加藤則夫、小川直志、内田達浩の7議員。

 28日(火曜日)13時30分からは、第2回審査会が開かれます。ぜひ傍聴においでください。

第1回政倫審を傍聴して

 私は30年余にわたり栄養士として病院給食を作る現場にいました。良い給食は医療の重要な一環。それを作るには現場の労働環境の改善が不可欠です。平瀬議員の現場改善のための調査活動に敬意と親しさを感じていました。

 ところがです! 平瀬議員のこの活動が政治倫理に反するといいます。私は信じられない思いで5月17日の審査会を傍聴。30の傍聴席は市民でいっぱい。

 冒頭、議会事務局が市政の歴史上初めてだと告げると、会場がどよめいたようでした。朝日新聞の記者もいて緊迫感が漂いました。審査請求に名を連ね、委員にもなった議長経験議員が審査請求書を手にして「これ1枚では何が何だか分からない」と語る姿には唖然としました。

 翌日の朝日新聞埼玉版は2段抜きで報じ、23日にも関連記事を掲載。他の新聞も書き始めるでしょう。

 議員や議会はどうあるべきか。この議員活動から起きた政倫審問題を通じて鋭く問われることになるでしょう。しっかりと見つめます。

泉町 神田重雄

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