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尖閣列島問題に思う

12年11月6日

 先日、「尖閣列島問題に対する共産党の見解はどうなっているんだ」との匿名の電話がありました。

 私は、「尖閣列島は、歴史的にも国際法上も日本の領土で、『領土問題は存在しない』という立場で現在に至っていることにこそ問題がある」と伝え、暴力での解決は双方絶対にあってはならないとも話しました。

 その方は、「共産党の見解は分かった。しかし、話し合い抜きで、石原都知事が尖閣列島購入を言いだし、それをきっかけに国が購入するということになった。そのことが今回の『事件』に発展したのではないか。石原都知事の行為は挑発行為だと思う。政府もその挑発にのってしまったのではないか」というのです。

 なるほど、このような見方もあるのかと思いました。

 日本政府の尖閣列島国有化は正当です。しかし、それで問題が解決したことにはなりません。正当性を積極的に説く外交努力抜きでの解決はないのです。

 消費増税、原発再開、オスプレイ、TPP、尖閣列島、市民生活を守る問題等課題は複雑多岐です。地方議員も「東奔西走」の活動が求められています。

吉岡しげき議員

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