平和な日本に向けて

　今年も坂戸市役所ロビーを借りて、坂戸市原水協主催「平和のための戦争展」が開催されました。市役所を訪れる多くの方が足を止め展示しているパネルに目を止めると、汗を流し設置した苦労も報われる思いです。

　日本の終戦記念日、戦争の終結は８月15日です。しかし、対戦国であった、アメリカ、イギリス、フランス、カナダ、ロシアは、９月２日を対日戦勝記念日と呼び、中国も３日を「抗日戦争勝利の日」としています。

　戦争の終結は、一方が「やめよう」と言って終わるものではなく、双方の意思が確認されて公式に終結します。９月２日は、東京湾内に停泊する米戦艦ミズーリの甲板で降伏文書に調印した日であり「ポツダム宣言」に記されていたのは、日本国家の抹殺でも滅亡でもなく、戦争国家の転換であり、専制主義と軍国主義の日本を民主主義と平和主義に変える、これが目標でした。

　その大局の方向は、日本共産党がめざしてきた民主主義の革命と一致しており、共産党の闘いが世界の平和と社会進歩の流れに沿っていたことを証明したものでした。

　今年で、67回目の終戦記念日を迎えました。お母さんに手を引かれパネルを見る子どもを眺めながら、歴史を繰り返してはならないと思いました。

鈴木ともゆき議員