原発廃止と核兵器廃絶

　67年前、一発の原子爆弾が投下された広島を映像でしか知らなかった私は、今回原水爆禁止2012年世界大会に参加させていただきました。坂戸の皆様にまず感謝しお礼を申し上げます。ありがとうございました。

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　日本中からそれぞれ熱い思いを胸に集まった人々、私もその中の一人として原爆の脅威をあらためて心に刻んで参りました。

　昨年の3.11大地震によって引き起こされた原発事故は、忌まわしい未曾有の大惨事となりました。松井一実広島市長は、人間の命の尊厳もなくすべてを破壊しつくした被爆の実相を風化させないよう今年は伝承者養成事業を開始するとし、日本のエネルギー政策について「核と人類は共存できない」と、平和宣言で訴えていました。

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　67年間経っても核の教訓は生かされぬまま、今日に至っていると思います。原発廃止と原爆の非人道性を訴え、核兵器廃絶に声をあげ、世界恒久平和の実現に尽くしたいと誓い、原爆犠牲者の御霊に心から哀悼の意を捧げて帰って参りました。

柳町　高橋明子