吉岡しげき議員
【質問】 本市の各種審議会などの公募への市民参加状況は決して良いとは言えない。
原因は、「行政方針先にありき」という背景から市民と行政の間に壁ができているのではないか。
徹底した情報公開を行ないつつ、市民生活に密着した問題での双方向の対話を徹底して行うことが重要である。
【答弁】 市民参加の状況はよくないと考える。「坂戸市市民参加推進会議」の指摘もある。
情報公開を徹底し対話を重視して、市民参加を促進していく。
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給与カットは容認できない
【質問】 公務員の使命は、全体の奉仕者であり、一企業の利益のため働く営業マンとは異なる。それは、東日本大震災で自らの命や家族を犠牲にしながら、被災した住民のために献身的に働いている職員に代表されている。
公務員給与は、人事院勧告により、その時の民間給与も加味されて決定されており、市長公約の10%カットは、職員の生活や意欲、地域経済に大きな影響を及ぼすもので容認できない。
【答弁】 給与は、財政健全化と職員の意識改革を求め、勤務評定システムを最大限活用して民間並みにする。
なお、職員や家族の生計、意欲に係るので、職員組合や労働組合と協議していく。
【質問】 市の財政の厳しさは、国の交付税や補助金などのカットにあり、全国の自治体が厳しく、本市では、大型公共事業推進が影響しており、職員の責任ではない。
「職員の意識」に問題があるとすれば、最高責任者等の指導責任が問われるもので、給与カットで対応すべきではない。
【答弁】 民間では、経営が厳しくなったり、営業成績が下がれば給与は減額される。公務員も同じである。
4年間で40億は市民要望抑制
【質問】 私は、市民の皆さんから、「坂戸市財政は夕張市と同じか」と聞かれるが、「そうではない」と答えている。必要以上に「財政危機」を煽るのは不安を与える。
4年間で40億円の預金を行なうということは、急がれる切実な市民要望の実現が抑えられることにならないか。
【答弁】 坂戸市の財政状況は「夕張市」とは違う。
本市は、交付税減少に対応しきれず基金残高が大幅に減少した。今後は、不測の事態にも備えるため可能な限り基金積み立てを行なう。市民要望には、可能な限り応えていく。
【質問】 市民のくらしはいっそう厳しくなっており、国保税の引下げが必要と考える。
【答弁】 今年度、低所得者への均等割り軽減拡大を実施した。よって、しばらくの間推移を見守りたい。
プラネタリウムの活用を
【質問】 坂戸児童センターは老朽化が進み改修の要望が寄せられている。また、唯一同センターに設置されているプラネタリウムは、市の貴重な財産である(現在、大平貴之氏が開発したメガスターが設置されている)。
ハヤブサの帰還、金環日食など宇宙に対する関心が高まっており、いっそう充実し坂戸市の目玉としていくべきではないか。
【答弁】 幼児室のエアコン交換は完了した。施設改修は、利用実態や費用対効果等検証し行なう。トイレの洋式化は検討する。
プラネタリウムは、プラネタリウム開発先駆者の大平貴之氏と利用協定締結をし、年2回の大平氏自身の解説で実施している。
利用者は年間3万人を超している。今後は、解説等事業の充実を検討し、協定継続と多くの子供たちに宇宙の夢を与えられるよう努力する。
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