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安心して住み続けられる坂戸市を!

鈴木ともゆき議員の市政一般質問

11/12/26

鈴木ともゆき議員

放射線の測定、除染の徹底を!

 福島第一原発事故による放射能汚染・放射線に対して、市民からの不安の声、対応の強化を求める声を受け、6月議会、9月議会の市政一般質問で、放射能対策を求めました。

 10月21日には、日本共産党坂戸市議団として、市長に「放射能測定と除染に関する申し入れ」5つの緊急要望を行ない、11月4日、書面による回答を受けています。

 高い放射線となるホットスポットの把握と、ホットスポットマップの作成など放射能・放射線についての対応要求では、高い放射線が予想される場所の線量の測定と除染の実施となりました。

 日本共産党坂戸市議団は、市民へ測定器の貸出の実施を要望しましたが、個人宅地の測定は、職員が出向いて実施することとなりました。希望者を受け付けた21日のあと、12月5日現在で170人の申し込みを受け、84ヵ所の測定を実施したということでした。

保育園、幼稚園、小中学校で除染

 除染に関しては対象の公共施設17施設53ヵ所で除染の実施をしました。除染を実施した場所については、子ども達が被曝した可能性もあり、年間の被曝量を考慮して子ども達への影響をどのように考えるのかを質問しました。

 答弁では、除染した施設は、保育園、幼稚園、小中学校いずれも子どもが利用する施設。独自の基準として地表5cmで0.25マイクロシーベルトで実施したこと。除染を実施した場所は、普段子どもの使う場所ではなく深刻な影響があるとは考えないということでした。

 除染した場所は放射能が集まりやすい吹き溜まり、雨水升、排水溝、雨樋などでした。

 測定や除染の結果は、データがまとまり次第ホームページで公表し、広報にも掲載するよう進めるとのことでした。

通学路の除染優先を

 今後の対応として子ども達の安全の確保のため、通学路の道路側溝を優先して測定するべきとの指摘に対しては、早期に対応していくと答弁をしました。

 道路側溝は、自治会による清掃があります。直接汚泥を扱うことから自治会の清掃時の安全性のために清掃前に放射線量の測定の実施することを求めました。

 側溝清掃前の測定の実施とともに、実施する自治会への周知に努めていくとの答弁でした。

再生砕石アスベスト対策を

 今年度の6月・9月・12月議会の一般質問で再生砕石にアスベスト(石綿)含有建材の混入問題を取り上げました。

 「再生砕石」とは、解体した建築物などのコンクリートを細かく砕き、砕石として再利用するものです。産業廃棄物であるスレートなどの石綿含有建材が混入し、劣化や風化、砕けることにより石綿を飛散させる厄介ものです。

市の石綿含有検査はあいまい

 6月議会で石綿含有建材の混入を指摘、市はしっかりと対応すると答弁。しかし、9月議会では、6月議会後に実施した石綿環境濃度調査が、環境省のアスベストモニタリングマニュアルの調査基準と違うことが明らかになりました。石綿含有量の検査では、現場から採取した混入が疑わしいコンクリート瓦等の土のう一袋分を納入業者に検査を実施させ結果は「石綿含有なし」と答弁しました。私は自分で採取したスレート8個全てに石綿が含まれていたという民間機関の検査結果とは大きく違うことを指摘ました。

 12月議会では、私が指摘してきたことについて、改善し対応したと答弁しました。これまで「市単独では対応できない。県と協議したうえで対応する」としてきたことについては、県といったい何を協議してきたのか問いただしました。

これまでの対応、市が反省

 市は「6月定例会後の県との協議において、アスベストモニタリングマニュアルの存在や、マニュアルに沿った測定方法の指導の話がなかったものの、結果としてマニュアルどおりの測定ができなかったことは、市としても反省すべきだと考えている」とこれまでの対応について問題があったことを認め、反省を表明しました。

学校で再生砕石、不使用約束

 これまで再生砕石の使用が無かった学校に再生砕石が使われていることに関しても指摘しました。

 今年度4月に泉中学校と北坂戸中学校を統合し「桜中学校」となり仮設のプレハブ校舎の建設をしました。

 建設中に再生砕石が使用され、建設後にはプレハブ校舎前の職員駐車場に敷き詰められました。現場に行き再生砕石へのスレートの混入状況を確認し、対応を求めました。

 今後の対応として、スレートなどの異物を取り除いた後に砕石で閉じ込めを行なうこと。今後、学校での再生砕石の使用は、子どもへの影響を考慮し使用はしないことを、各学校に周知をしていくと答弁しました。

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