九条の会が戦跡めぐり

　九条の会さかどの代表である田中一郎さん（泉町在住）と運営委員の大久保俊秀さんの長期にわたる労力と知力により、坂戸市で初めて「戦跡めぐり」を行なうことができた。

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　その日は、10月30日(日曜日)の午後。参加者は、会への入会がまだされていない方10人を含めて30人。リストアップされ、説明もしっかりなされたプリントに従って巡ることになった。

　始めは徒歩により、坂戸市役所の周りから、坂戸中学校・南小学校と５ヵ所。次に８台の車に分乗して５ヵ所を巡り、市役所東口玄関脇に掲げてある「坂戸市平和都市宣言」を読み上げて終了した。

　坂戸の飛行場については、多くの方が聞いているだろうが、坂戸中学校運動場西寄りに、20センチの厚さで堅牢なコンクリートの弾薬庫(写真)が当時のままで残されていることは知らないだろう。このように、案内者がいなければ見つけることができない貴重な戦跡１０ヵ所を、自らの目で確かめることができて一同感激であった。

元町　新井竹子