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49憶円「ため込み」決算

坂戸、鶴ヶ島水道企業団議会

11/09/12

 8月10日(水曜日)、坂戸、鶴ヶ島水道企業団議会定例会が開催されました。

 水道企業団の2011年度(平成22年度)決算は、水道使用料金の僅かながらの値下げ(約3%)を受けて初めての決算であることから注目されていました。

  • 純利益 2億8492万円
  • 国債を含めた預金は49億5345万円(現金預金32億5530万円、国債・投機有価証券16億9815万円)

 大山しげる議員は、今回の決算について次のような趣旨で反対の討論を行ないました。

 2011年度決算をみていくにあたり、最大の特徴は、17年ぶりの平均3.02%の水道使用料金引き下げによりどのような影響があるかということです。

 今決算概況のまとめでは、当初から減収減益が予想されていたが、支出の抑制に努めるなど効率的な経営を行った結果、当年度純利益は2億8492万6千円を計上することができたとあります。国債を含む投機有価証券と現金預金を合わせると約49憶円の「ため込み」となります。

 一方、建設改良事業については、2億9603万1千円も減額補正しています。一言でいえば、料金改定(値下げ)はしたものの、「支出の抑制」があり、その結果純利益は依然として高水準でありました。すなわち、市民への還元が不十分であったという決算であるということです。

 市民の生活実態に応じた負担減を進め、建設改良事業については抑制でなく、計画どおりに進めるべきです。

 市民にとっては、料金の一部値下げはあったものの、負担感の割には、建設改良事業が進まない、ありがたくない決算であると言えます。今後において、料金のいっそうの値下げを推し進め、必要な改良事業は進めていくべきです。

 以上の指摘し、2010年度決算に反対しました。

 採決の結果、反対は大山しげる(坂戸選出議員)・高田克彦(鶴ヶ島選出議員)の2名で、5人の議員が賛成し、決算は可決されました。

坂戸、鶴ヶ島水道企業団2010年度決算・業務概要

      (昨年度比)

給水人口(年度末)
17万0819人
−87人
普及率
99.09%
0%
年間総配水量
2004万9325立方メートル
+8万3305立方メートル
県水
1585万6288立方メートル
地下水
473万4523立方メートル
有収水量
1889万7390立方メートル
+9万5025立方メートル
有収率
94.25%
+0.09%
水道事業収益
31億2332万4414円
水道事業費用
27億9657万2418円
純利益
2億8492万6370円
石綿セメント管更新
4,199m
昨年度8,446m
石綿セメント管費用
2億9235万8850円
石綿セメント管更新残
3,197m
更新済み96.23%
国庫補助金
3320万円

 

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