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もう2日も食べていない

11/09/06

 7月29日金曜日の早朝、芦山町のアパートに住んでいる者の弟だという人から電話があった。「兄が手持ち金がなくなり、もう2日も食べていないようだ。様子を見て対応してほしい」と言う。

 アパートのチャイムを鳴らすと、しばらくして「鍵はかかっていないので開けてください」と弱々しい返事があり、ドアを開け入ると奥の部屋で70歳ぐらいの男性が寝ていた。

 「弟さんからの連絡できました。どうされました」と聞くと、「年金担保の借金でぎりぎりの生活をしていたが、親戚の不幸で思わぬ出費があり、生活費がなくなった。味噌汁だけで、ご飯は2日間食べていない。来月8月15日に年金が入るので、それまで5千円ほど何とかならないか」という。

 早速、市役所の福祉総務課に連絡し、社会福祉協議会から「生活つなぎ資金」として5千円を借り、米と何種類かの非常食も確保し、野菜と果物も少し買った。

 部屋は暑く、クーラー設定は30度だ。すぐ28度に下げてようやく落ち着いた。

 翌日、弟さんと3人で今後の生活設計について話し合った。

 これは氷山一角か、やりきれない気持ちが残っている。

吉岡しげき議員

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