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「総合振興計画」地区懇談会

10/12/22

 坂戸市は、第6次坂戸市総合振興計画の策定を始めました。「総合振興計画」は10年ごとの市政運営の基本となる重要な計画です。

 計画は5年ごとの前期・後期に分かれており、現在の「第5次総合振興計画・後期計画」は2006年度(平成19年度)から2011年度(平成23年度)までのもので、「第6次総合振興計画」は2012年度(平成24年度)から2021年度(平成33年)までの基本計画となります。

 この「総合振興計画」策定に当たり、市長出席のもとに市民の要望・意見を聞く「地区懇談会」が5地区で開かれました。

 11月11日(木曜日)には、坂戸市の中心地区として市役所の会議室で行なわれ約80人の方が参加しました。

 最初に、司会者から「この懇談会は質疑は行なわず、要望・意見を聞くことにします」というような説明があり進められました。懇談会に参加した方から寄せられた感想を紹介します。


地区別懇談会に参加して

 せせらぎ荘を守る運動で市長はじめ市当局と何度も話し合いを行いました。その中で「廃止を求める声はどこにあったのですか?」の問いへの答は「市長も参加した地区別懇談会の席上で出された経緯がある」でした。

 今回その懇談会(第6次坂戸市総合振興計画策定に係る地区別懇談会)があるというので、入西公民館11月16日(約30人)、大家公民館17日(約60人)の2会場に参加しました。

 市側は市長、総合政策部、財政企画課のトップが参列、市長あいさつの後に財政コンサルタントを依頼しているという『りそな財団』の方が坂戸市の財政診断についての報告を行ないました。冒頭市側から「討論会ではないので質疑はなし、要望・意見を聞く会です」という趣旨説明がありました。

 ふたつの会場では、下水、道路整備、信号設置、教育、文化、福祉など生活関連の活発な要望・意見が出されました。区画整理で環境整備されている坂戸駅南地域に住む私には思いもよらない切実な日々の暮らしの地域要求が山積していることに接することもとても勉強になりました。

 私は、以下3点の意見を述べました。

 せせらぎ荘廃止でどれだけの高齢者・利用者の心が傷ついたことか。こういうことは市民とともに育む市政に反するので今後するべきでない。市民参加条例は透明な情報を公開して市民の意見を求めるとある。せせらぎ荘の廃止は自ら制定した条例に反するではないのか?

 市民の市政への要求は多様化しつつ増大している。職員を減らして市民に対する市の責任が果たせるのか? また、勧奨退職を余儀なくされた職員の心中はいかばかりか?

 職員はしっかりと記録をして、其の度に司会者が発言者に要旨確認をして謝意を表するという誠実な進行ぶりは好感のもてるものでした。一方最後に市長の話で閉会となりましたが、質疑応答や意見交換のない会でしたので市長の独壇場、首を傾げたくなる思いがしました。今後会議の中に一問一答の時間を設定したほうが、市民が関心を持って参加できるような思いがしました。

 会議録に記された皆さんの要望が市政で実現されていくように、今後しっかりと見つめたいと思っています。

緑町 今野 強

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