あらい文雄議員
6月議会における市政一般質問を、6月8日(水曜日)の4番目に行ないました。市民生活行政・都市整備行政の2つの分野で行なった質問の概要は次の通りです。
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【質問】 坂戸市コミュニティセンターは、1980年(昭和55年)に開館され、約30年間にわたり坂戸市内外の多くの方に親しまれ利用されてきました。発表会、映画会、観劇会、講演会、踊りの会、バレー、音楽会、各種コンサートや坂戸市の様々な行事、数え上げれば切りがありません。「大規模な興行にふさわしい大ホールの文化会館」とは、大きな違いがあります。コミセンは身近な坂戸市民のための施設です。
「坂戸市財政健全化のための計画」でコミュニティセンターを今年の10月から休館としたが、休館とする理由とこれまでの経過について伺う。
【答弁】 平成18年度以降本市の実質的な地方交付税は減少となり、市の一般財源も大幅に減少してきた。さらに平成20年の急激な世界不況の影響を受け、財政運営はさらに厳しさを増すことが見込まれることから、市の財政運営の安定化を実現すべく、「財政健全化のための計画」を策定。コミセンは施設の老朽化が進み、音響や空調設備など不具合が生じ利用者に迷惑をかけている。財政状況が極めて厳しい中、経費の削減を図る観点・施設管理上の問題を総合的に判断し、本年10月から当分の間休館とした。
「文化を高める」と掲げ、休館!
【質問】 坂戸市民憲章では「わたくしたちは、文化を高める心豊かな坂戸市民です」と1番目に掲げているが、
- 坂戸市の文化施設について基本的な考え方について。
- 施設(建物等)は、年数が経過すれば、定期的に修繕がされても老朽化は避けられない。コミセンのこれまでの修繕や大きな改修状況は。
- 当面の間休館と言うが、市民・利用者は一日も早くリニューアルして再開をしてとの声がこの間多数寄せられているが、再開に向けた取り組みは。
- コミセンは13団体ものボランティアが、ボランティアビューローを使用して、高齢者や障害者のためのボランティア活動をしているが、再開までの当面の間、代替施設が必要だが、その対策は。
- コミセン規模(400人前後)の催しについて、当分再開までの間、文化会館の半分利用等(料金の減免)させることについて考えるべきと思うが見解を。
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廃止ではない、再開は今後検討
【答弁】
- 市民の文化活動に対する興味は広範かつ多様化の傾向にあり、優れた芸術文化に直接触れることのできる文化施設等の整備・充実は重要であると認識している。
- 修繕は過去においては屋上防水改修工事や空調機器改修工事等の大規模改修を行なったが、最近は空調や非常照明設備など緊急性のある修繕のみ実施。
- 再開に向けた取り組みについては、今回の措置はコミセンの廃止を前提としたものではなく、当分の間休館するものであり、今後は財政状況等勘案しながら検討する。
- ボランティア団体の休館中の代替施設は所管である社会福祉協議会と鋭意協議中であり引き続き努力したい。
- 文化会館の利用料金の減免関係は、文化会館が指定管理の契約期間中であり減免等の契約条件の変更は難しい。
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片柳川越線、交通量大幅増加!
【質問】 県道片柳川越線は、国道407号線の高坂橋交差点から川越市石原町北交差点まで約9700メートルの坂戸市から川越市間の県道で、入間川の平塚橋から先(川越市)が最近整備され、交通量が大幅に増加している、整備の現状と今後の計画は。
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【答弁】 県道片柳川越線は、本市と川越市及び東松山市を結ぶ幹線道路として重要な機能を有している、歩道整備は、国道407号高坂橋から運動公園東側入口付近までは片側が整備されているが、他の区間は未整備。
今後の整備については飯能県土事務所として、予算編成の際に、優先順位をつけ、集中的に整備を進めているとのこと。
市としては小学校の通学路でもあり、引き続き飯能県土事務所に要望して行きたい。
県道片柳川越線、通学路の歩道整備を!
【質問】 勝呂小学校児童が登下校する県道片柳川越線(戸宮から塚越)の歩道整備について。
交通量が多いなか毎日の児童の登下校が危険な状態が続いている。一日も早く歩道の整備が望まれるが市の考えは。
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【答弁】 塚越交差点から北側約270メートルは片側拡幅整備の要望を行ない、本年度用地買収等を行ない今後、工事着工になる。
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東坂戸団地入口交差点、歩行者に危険
【質問】 東坂戸団地入口信号交差点は、団地側から中小坂側に横断歩道を渡ると歩行者の待機するスペースがなく非常に危険。早期に改善することについて。
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【答弁】 交差点を利用する歩行者等は、県道と交差している大谷川の管理道路を主に利用しており、特に朝夕の時間帯では多くの方が横断している。
飯能県土整備事務所としては、「歩行者の安全対策上必要性は十分認識している、詳細な現地調査を実施する」とのことですので、市としても早期に歩行者の安全が確保されるよう要望して行きたい。
市民憲章
坂戸市民憲章は、市制施行に合わせて昭和51年9月1日に制定しました。
市民と市が一体となり、明るく住みよい坂戸市をつくるための目標として定められたものです。
坂戸市民憲章
武蔵野のみどりと太陽のあふれる、ながい歴史と伝統にはぐくまれたわがまちは、新時代の息吹きとともに坂戸市として誕生しました。これを記念して、市民ひとりひとりが希望と誇りをもって、よりよいまちにするため、坂戸市民憲章をつくりました。
1 わたしたちは、文化を高める心豊かな坂戸市民です。
1 わたしたちは、人権を重んじる平和な坂戸市民です。
1 わたしたちは、勤労をとうとぶ健全な坂戸市民です。
1 わたしたちは、家庭や社会の秩序を守る坂戸市民です。
1 わたしたちは、自然とスポーツを愛する坂戸市民です。
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