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引き下げに向け市民公募「懇話会」

注目の坂戸、鶴ヶ島水道企業団議会

09/09/04

坂戸、鶴ヶ島水道企業団議員 吉岡しげき議員

 8月7日(金曜日)、坂戸、鶴ヶ島水道企業団議会が開かれました。2008年度(平成20年度)の決算議会でした。

 今決算の特徴は、前年度に比較して市民の水需要が落ち込んでいます。生活用水では、一人一日平均の使用水量は7リットル減少しています。また、建設改良事業では、石綿セメント管更新事業が約9キロメートル(石井、片柳、関間、一本松、若葉駅西口)が実施され漏水の減少になっています。また、地域水道ビジョンと基本計画策定や浄水場施設の耐震診断も実施されました。

2008年度決算、純利益は4億8千万円

 2008年度の純利益は、前年度より約500万円増益の約4億8千万円となっており、超一流の増益会計となっています。

 2008年年度決算に対して、日本共産党坂戸市議の吉岡しげき議員と鶴ヶ島市議の高田克彦議員の両水道議員は、増益を重ねているにも関わらず、早期に水道料金引き下げをしなかったこと等を理由に反対討論を行ないました。坂戸市議の民主党議員は、討論無し(理由を述べない)で反対しました。

引き下げの具体的検討、明らかに!

 吉岡しげき議員は、「連合給水管」問題や「水道料金引き下げ」について一般質問を行ないました。

 「連合給水管」とは、私道等に布設され複数の家に給水している給水管のことです。時には、畑を横切って布設されている場合もあります。この給水管の布設替えを行なうときの費用の「補助金条例」を設けることについて質問しました。

答弁では、現在ある制度で対応するにとどまりました。

 「水道料金引き下げ」では、不況により家計は厳しく「料金引き下げ」に対する市民の要望は以前にまして強くなっていると主張し、本年の2月議会での企業長(鶴ヶ島市長)答弁の、

  1. 市民の要望を認識している。
  2. 料金体系を15年見直さなかったことに反省する。
  3. 市民感情は重要なファクターであり、事業者は営利を追求するのではなく、低廉な水の供給に努める。
  4. 市民参加で検討し、議員全員協議会を持ち、来年2月議会に提案したい。

であったことを指摘し、

  1. 検討状況。
  2. 料金体系の基本的考え。
  3. 市民の意見を聞く体制と公募の時期。
  4. 今後のスケジュール。

について質問しました。

 答弁では、改正案はまとまりつつあるとし、本年の10月から11月にかけて、市民参加の「水道料金懇話会」を行なう。市民公募は9月の広報(坂戸市・鶴ヶ島市)で行ない、人数は2名程度。また、「懇話会」と同時に12月下旬頃まで「議員全員協議会」を開く。そして、来年の2月議会に提案する。

 料金体系については、13ミリ、20ミリ口径が一般家庭での主流であると認識しており、現在の体系を基本に見直しを図る考えを明らかにしました。

 いよいよ、引き下げに向けて重要な段階になってきました。市民公募も行なわれます。納得しうる料金体系を決定すべく対応していくことが大切だと考えます。

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