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社会保障をよくする会が総会と学習会

いきいきと働ける介護現場、安心して使える介護保険に!

09/06/18

 5月23日(土)、入間西部社会保障をよくする会の第8回総会と介護保険の学習会が坂戸駅前集会施設集会室で開催されました。

石川会長の写真:クリックすると大きくなります
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 入間西部社会保障をよくする会は、坂戸市・鶴ヶ島市・毛呂山町・越生町の社会福祉を良くする運動を進めている団体で構成されています。当日は2市2町の社会保障の運動を進めている団体と市民約30名が参加しました。

 第一部の学習会では、川越市地域包括支援センターみなみなぜ主任介護支援専門員の大畠知美さんが「いきいき働ける介護現場、安心して使える介護保険に」ついて講演を行ないました。

 大畠さんの講演では、2000年に介護保険がスタートして以来、03年及び06年に介護報酬引き下げ、その結果、人材流失により深刻な人手不足に陥り、収入格差が社会問題化となり、09年(今年)は介護報酬の引き上げ(3%)が行なわれたが、「夜勤業務などの負担の大きな業務の人員を確保」や「地域差の勘案方法等の見直し」「介護従事者の専門性のキャリアの評価」などで、直接に介護をする労働者に3%の報酬が引き上げになっていないことなどの問題が話され、「人員配置基準ごとの報酬引き上げ」が必要と強調されました。

大畠さんの写真:クリックすると大きくなります
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 講演の最後に、介護保険制度に対しての提言がされました。

  1. 介護保険制度本来の趣旨である、介護者がいなくても、また、在宅を選んでも、安心して暮せる施策の拡充。
  2. 利用者負担の増大につながることなく介護保障充実の仕組みを
  3. ゆとりと安心の個別ケア、豊かな暮らしを保障する援助実践の為に介護報酬の増額を
  4. 自治体の老人福祉施策に、国は十分な財源保障を
  5. 国民の生存権保障に、国がきちんとした責任と負担を

 第二部の総会では、介護保険制度の充実、「保険証一枚で安心してかかれる医療制度」の確立、学習会を旺盛に開き、地域の要求運動を組織していくことなどの新年度方針を決め、新年度役員の承認が行なわれました。

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