母親大会で滝澤氏が講演

　11月16日(日)、さいたまコープ薬師町店２階を会場に、第38回坂戸母親大会が開催されました。

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　ＮＰＯ法人食農研センター理事長で前明治大学教授・農学博士の滝沢昭義氏が「安心・安全な物を食べたい」をテーマに講演を行ないました。楽しく分かりやすい語り口の「食」に関するお話でした。

クイズに合わせて食糧事情

　配られた資料には、「安全で安心できるものを食べたい」と題する食料クイズが出され、そのクイズを中心に日本の食糧事情の話がされました。

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　楽しくクイズの答え合わせをしながらのお話でしたので、日本の食料自給率の低さや輸入食品の検査体制の甘さなど、食の安心・安全の危機的状況がよく分かりました。近年続く産地偽装や薬物の混入、汚染米の問題などの話も、とても分かりやすく、米農家の話では、時給に換算すると179円にしかならないなどびっくりするような話もありました。

　国は減反を進める一方、汚染米で話題になったミニマムアクセス米を輸入し続けている矛盾など、食料に対する政治的な役割なども話題になりました。

　会場は、うなずいたり驚いたりと表情豊かな講演でした。