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九条の会さかどが「戦争を語り継ぐ会」

08/10/06

 8月10日(日曜日)、九条の会さかど主催「戦争を語り継ぐ会」が坂戸駅前集会施設で開催されました。今回の語り継ぐ会では、お二人の方から戦争の経験を語っていただきました。

 溝端町の猪瀬秀夫さんから、東京大空襲の5日後に親戚の安否を確認しに現地へ入った経験をお聞きしました。東京駅からの路面電車は無く、線路を頼りに歩いて深川地区に向かったそうです。

 川では、沢山の死体が浮いておりその死体を回収していたそうです。死体は上半身は真っ黒に焦げ、下半身は真っ白だったそうです。大勢の人が空襲の炎から逃げるために川に入ったが、川に油が流れ込んで火がついたそうです。今でもその光景が目に焼き付いて忘れられないと、当時のひどい状況を語ってくれました。

 伊豆の山町の永田秋幸さんは、「少年が見た植民地」と題して少年時代の台湾での経験を語ってくれました。日本軍が植民地でどれほど傲慢な態度だったか、米軍の機銃掃射から必死に逃げた経験、攻撃してくる戦闘機のパイロットの顔が地上からハッキリ見えるほどの距離だったそうです。

 今、世界的に憲法九条が注目されています。アフガン戦争がはじまって7年、イラク戦争がはじまって5年が経ちます。アメリカの巨大な軍事力をもってしても、軍事で物事が解決できないのは明らかになったのではないのでしょうか。

 戦争を語り継ぎ、次の世代へ戦争のない日本を引き継いでいくことが我々の責任であると感じました。

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