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高齢者医療制度について市と懇談

坂戸社会保障を良くする会(社会保障懇話会)

08/05/20

 坂戸社会保障を良くする会(社会保障懇話会)は、5月9日(金)の午後2時から、坂戸市役所において「後期高齢者医療制度」の実施に伴う坂戸市の対応と実状についての懇談を行ないました。

 事前に「良くする会」から申し入れていた「坂戸市の準備状況に関する質問と要請」に対する坂戸市の回答として、懇談が行なわれたものです。

 主な内容

1.制度の周知徹底を図るための対象者に対する「説明会」の実施について

回答 老人会会長会議や民生委員、介護事業者連絡会または公民館の老人学級で説明し、市の広報や新聞のおりこみなどで制度の要旨をお知らせした。

要請 老人会会長会議や民生委員、事業者は説明を受けていても、個々の高齢者に伝わってはいないのが実態である。また、文書による説明では高齢者には理解しづらく、多くの方がいまだに理解しきっていない。

2.保険料について

回答 埼玉県の広域連合議会で均等割額と所得割が決まっており、それに基づいて個々の保険料を算出して徴収していく。これに対する問い合わせは、4月15日以後をピークに日によっては100件近くあった。

要請 説明が丁寧に行なわれなかった経過であり、市民が相談に来れば説明をするという態度では駄目であり、職員だけでなく民生委員の協力も得て対象者個々に説明をすべきではなかったのか。

3.制度導入に伴う諸手続き(扶養家族)について

回答 国の場合、保険料納付は世帯主となっているが、納付額は個々に計算されてその合計額が保険料となる。世帯主が新制度に移っても配偶者(75歳以下)はそのまま国保に残り、納付する保険料は変わらない。

4.保険証の配布について

回答 対象者6653名へ郵送したが返送が97あった。再度お届けしたが3件はご本人も家族もおられず配布できなかった。

要請 保険証が小さく紛失しやすいし、印刷された字も小さく読みづらい。改善してほしい。

回答 保険証の規格や内容は県広域連合で決められているが、苦情の電話もあり県へは改善の要請をしている。

5.医療や入院での相談窓口について

回答 県に設置されているので利用してほしい。また病院のケースワーカーにも相談してほしい。新制度による医療については「医師会」の問題であり、市としては検討できない。「坂戸医師会」とも相談はしていない。

6.保険事業で75歳以上の健康診断について、利用すると負担が増えるといわれているが坂戸市では

回答 坂戸市ではこれまでの項目(法定項目を越えて)は無料で実施する。保養所利用も変わらない。

 坂戸市の回答文書に沿って約2時間にわたって懇談しました。残された疑問や要望については、5月23日(金)午前10時から行なわれる今年度の自治体キャラバンで懇談を行ないます。

 キャラバンへのご参加をお願いいたします。

社会保障を良くする会 石川裕一

電話 049-282-0993

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