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工事代金、全て市民に!

テニス場夜間照明料、所沢の8倍!川越の6倍!

08/01/24

 12月19日(水)に行なわれた12月議会本会議で、坂戸市民総合運動公園テニス場に新設される夜間照明施設の利用料(1時間1200円)に関する条例制定について、日本共産党坂戸市議団あらい文雄議員が反対討論を行ないました。

テニスコートの写真:クリックすると大きくなります
(写真をクリックすると大きくなります)

高い利用料の謎?

  • 夜間照明工事代金952万円を、すべて市民の払う4年間の利用料に上乗せ!
  • 電気代は67円程度なのに、利用料は1時間1200円!
  • 周辺自治体に比べ高額な利用料、所沢市の8倍!川越市の6倍!
  • 4年後には952万円の設備が、すべて坂戸市の財産に!
  • 全国的に、他の自治体では例がない仕組み!

公明党古内議員、「民間と比べ高くない」と具体例も示さず賛成討論

日本共産党坂戸市議団以外の全議員(19人)の賛成で可決!

近隣自治体の利用料(1時間あたり)
夜間照明利用料
コート使用料
合計
所沢市
150円
150円
300円
川越市
200円
200円
400円
狭山市
600円
300円
900円
熊谷市
600円
600円
1200円
坂戸市
1200円
400円
1600円

12月議会議案第83号反対討論

「議案第83号坂戸市民総合運動公園の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定の件」

 1番、あらい文雄です。

 ただ今議題となっております「議案第83号坂戸市民総合運動公園の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定の件」に対し、日本共産党を代表して反対討論を行ないます。

 反対の理由の1点目は、坂戸市民総合運動公園庭球場夜間照明の利用料金が、1コート1時間あたり1200円と、近隣自治体と比べても極めて高いということであります。

 近隣の状況について、「総括質疑」で、「川越運動公園テニスコートは200円。狭山智光山公園テニスコートは600円。所沢市総合運動場テニスコートは150円。熊谷運動公園テニスコートは600円であり、これに1時間あたりの使用料を加えると、川越400円、狭山1200円、所沢300円、熊谷900円」と答弁されています。

 それに対し坂戸市は、1時間あたりの使用料の400円加えると、なんと1600円と高額で、所沢市の5倍以上の利用料になります。

 これでは、第5次坂戸市総合振興計画・基本計画で「誰もが、いつでも、どこでもスポーツに親しめる環境の整備が望まれている」と謳われていることにも、そぐわないものであります。

 2点目は、夜間照明使用料金を1200円とした背景と坂戸市の姿勢です。

 夜間照明施設の工事費952万円は、指定管理者であるミズノ株式会社が負担します。ミズノ(株)の指定管理の契約期間は5年間であり、残された期間は、4年です。

 利用料金設定の根拠は、952万円を4年間で除し、さらに、1年あたりの使用計画時間を3396時間、稼働率60%として算出したものが1,168円となり、これに67円の電気料金を合算して1,235円となってものを1,200円としたものです。つまり、ミズノ(株)は、4年間の市民の利用料金で、利益をあげつつすべて原価償却し、4年後には、坂戸市の財産になるという仕組みです。

 これでは、4年間という短期間の減価償却のために高い使用料金を強いられる市民はたまったものではありません。

 そして市民にすべて利用料として負担をさせ、夜間照明施設を手にいれるという坂戸市の姿勢は、公的責任をはたしているとはいえないと考えます。

 さらに、このような市に対して「貢献」をしたミズノ(株)は、4年後の契約はどのようになるのかという疑問もでてきます。

 「夜間照明施設」の工事費全額を利用料金に反映させるなどといった仕組みは、全国的にも他の自治体には見られないものであり、指定管理者制度のもとで、坂戸市が悪しき仕組みの前例をつくることにもなり、認めることはできません。

 以上申し上げ、反対討論といたします。

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