水道料金を引き下げる会が陳情書

　４月13日(金)、坂戸、鶴ヶ島水道企業団の企業長（藤繩鶴ヶ島市長）に対して、水道料金の引き下げを求める「陳情書」を提出しました。

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　場所は、鶴ヶ島市役所内で、出席は15人の制約でしたが、坂戸・鶴ヶ島の市民17人が参加しました。

　「坂戸、鶴ヶ島の高い水道料金を引き下げる会」の代表（白石省三氏）代理として、事務局の鷹野朝春氏が「陳情書」を読み上げ、企業長に提出しました。

企業長、料金見直し「課題」と認識

　藤繩坂戸、鶴ヶ島水道企業団企業長（鶴ヶ島市長）は、始めの挨拶で料金の見直し問題は「課題」であるとの認識を示しました。

　しかし、意見交換のなかでは、

• 今後の改修工事なども含めた検討が必要
• 内部留保の関係」「料金体系を今後どのようにするか検討が必要
• 引下げを考えた場合、例えば石綿管交換時期の先延ばしも考えなければ
• 20mm口径は県下一高くはない
• 県水の値上げが近くあるとも聞いている

などの見解を示しました。

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　参加者からは、

• 私の家は13mm径だが１万２千円から１万３千円（２ヵ月）で家計を圧迫している。ぜひ引き下げてほしい
• 川島、滑川町では県水の引下げを受けて料金の見直しをして料金改正（値下げ）をしている
• 今後も改良工事があるというが、今までも改良工事を行ないつつ利益を上げてきている
• 現在の料金に引上げた（1993年）時の理由の一つは県水の値上げだった。その県水が下がったのだから当然見直しをすべきだ。日本水道協会は見直し期間の目安を３年から５年としているではないか

などと早期の値下げを主張しました。

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企業長からとんでもない発言？

　企業長からは

• 水道協会の言う５年前後の見直しは値上げの目安
• 協会の見直し期間は料金値上げの目安

と、とんでもない発言もありました。

　企業長は、引下げは明言しませんでしたが、見直しは「課題」としての認識を示したことは重要です。

署名数は2000筆、さらに運動を進めよう

　現在までの署名数は、2000筆を越していますが、参加者は、「水道料金を引き下げる会」としての運動をさらに進め署名を増やすことを確認しました。

　この行動には、日本共産党坂戸市議団と日本共産党鶴ヶ島市議団も参加しました。

水道料金の引下げを求める陳情書

坂戸、鶴ヶ島水道企業団　企業長　藤縄善朗殿

坂戸、鶴ヶ島の高い水道料金を引き下げる会
代表　白石省三

　水は、日常生活にとって欠くことができません。この毎日使う水の『料金』をできる限り低く抑える努力が『坂戸、鶴ヶ島水道企業団』に求められています。

　企業団の水道料金は、県内他市・近隣市町と比べて高い料金となっています。特に、13�o口径（使用量20立方）で、市の比較では県内で一番高くなっています。

　この高い水道料金の引き下げは、次の理由で可能です。

一、 県水（県から企業団が買う水）は、平成９年に１トン当たり、86円10銭から68円62銭へと大幅に引き下げられ、その結果歳出は約２億円減りました。（平成11年にも更に引き下げられている）

二、 毎年３億円から５億円の純利益がでており、現金預金（内部留保）は平成９年度の20億3000万円が、平成17年度には40億9000万円へと急増しました。

三、 企業債(借金)残高は、平成９年度は約22億円でしたが、平成17年度は、２億５千万円に減り、平成20年度には完済予定です。

　「公営企業」は利益を最優先する民間企業とは違います。県水の値下げがあっても長年見直しもせず、市民に県下一高い水道料金を強いることは納得できません。即刻他市民並みの水道料金に近づけることを強く求めるものです。

記

陳情項目

水道料金を引き下げること

県水料金と純利益・現金預金の推移

２ヵ月当たりの水道料金比較・消費税込み

※川島町は平成16年1月料金改正（値下げ）