トップ
政策
ニュース
市議団
予定
リンク

日本タック工業、悪臭で説明会

06/12/14

 11月18日(土)、午後2時から小沼にある日本タック工業株式会社にて、同工場から排出されるガスの悪臭対策についての説明会が行なわれました。

 説明会には、同社の総務部長をはじめ各担当部長などの幹部がそろって参加。はじめに会場のホールで挨拶と自己紹介があり、その後、新しい装置の設置場所に移動して「燃焼装置」の見学、概要説明については施工業者の新東エコテックカンパニー(株)の担当者・飯島氏より装置の簡単な説明がありました。

年間240トン、ドラム缶1200本分煙突から排出

 科学物質アドバイザーの小野研二氏より約30分にわたり科学物質についての話がされました。

 小野氏は、日本タック工業の扱う科学物質の調査(環境省による開示請求結果から)では、日本タック工業が工場の煙突から大気中に排出しているトルエンの1年間の総量が、

2001年度 45トン
2002年度 100トン
2003年度 120トン
2004年度 180トン
2006年度 240トン

と毎年増加していることや、劇物であるトルエンに関する法規制などアドバイザーとして、「企業とは直接関係なく中立的な立場」での話がされました。

科学物質アドバイザーとは

 環境庁が行なっているパイロット事業のひとつで、市民や企業、行政のいずれにも偏らず、中立的な立場で科学物質に関する客観的な情報提供やアドバイスを行なう者

 他にも、日本労働安全衛生コンサルタントの児島氏より、会社で働く労働者の作業環境上(トルエンの濃度など)の安全衛生などについての説明もありました。

1億4千万かけた「排ガス燃焼装置」、強い燃焼の悪臭が

 その後、あらい文雄議員をはじめ多くの参加者から日本タック工業・「燃焼装置」の新東エコテックカンパニー(株)に対しての質問・要望が出されました。

説明会での主な質問・苦情・要望

  • シンナーのような臭いから燃焼の臭いに変わっただけで問題が解決していない。早期の対策を。
  • 社内の労働者の健康被害は起きているのか。
  • 工場排水関係の処理は。
  • 有害性のトルエンをやめ代替品使ってほしい。
  • 工場へ搬入する業者トラックが道路を駐車場にして周辺の通行者が迷惑、通学路でもあり危険対策を。
  • 周辺住民が化学物質過敏性になったら会社は保障するのか。
  • 工場排水の地下水への影響はないのか。

 等々の質問・苦情・要望が多数出され、予定された時間を超え、2時間半を経過したため、今後の悪臭対策をはじめ苦情についても会社が検討し、今年中(12月末まで)に中間報告を住民に行なうことを確認して説明会を終えました。

 当日の説明会には、お忙しいなか区長(小沼・横沼)さんをはじめ周辺地域のみなさんが参加しました。坂戸市役所の環境部の担当者も参加しました。

前に戻る

トップ
政策
ニュース
市議団
予定
リンク