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「市場化テスト」は導入すべきでない

吉岡しげき議員の市政一般質問

06/11/04

吉岡しげき議員

 先の国会で、小泉内閣の最重要法案である「行政改革推進法」が成立し、その基本理念には「民間活力の最大の発揮」がすえられ、具体化の一つとして「市場化テスト」法が成立しました。この法律は、戸籍謄本などの交付や納税証明書の公布請求受付・引渡しなどの窓口6業務を、民間業者と行政が入札で事業者を決めるというものです。

 また、業務内容はさらに拡大するとしています。そして財界は50兆円のビジネスチャンスがあると期待しているとも言われています。

 これらの業務が民間委託された時、行政責任での公的サービスの確保が問題です。また、業務委託とともに市職員も、民間への転職も可能な制度です。さらに、戸籍関係が民間業者の管理となり、「個人情報」が守られるのかが重大問題となります。

 吉岡議員は、「個人情報保護」の立場からも導入すべきでないと質したのに対し、導入可否は市の判断になるが、運用方法は不明な点があり、今後、導入可否を含め他公共団体の状況を踏まえ、組織、人事、財政など様々な角度から検討すると答えました。

市民参加で予算編成を

 情報公開を徹底し、市民参加による新規事業の予算編成の考えを質したところ、限られた期間の中で、困難な面もあるが、先進地の状況を踏まえ、研究していくと答弁しました。

高麗川ふるさと遊歩道の交通安全対策を

 高麗川ふるさと遊歩道の北坂戸橋、戸口橋の交差部の交通安全対策として、スロープによる迂回路はできないか質したのに対し、スロープ設置は、河川の流下能力維持のための河積(面積)が確保できなくなり不可能である。しかし、階段設置などによる迂回路の可否を協議すると答弁しました。

 吉岡議員は、当遊歩道は新戸口橋上流が起点になっているが、下流の島田橋までの全線とすべきであると指摘しました。

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