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坂戸市の流水プールに問題は?

日本共産党議員団が申し入れと現地視察

06/08/09

 ふじみ野市の流水プールで小学生が吸水口に吸い込まれ死亡した痛ましい事故は、公共の施設での事故だけに、ずさんな管理体制を含め、全国に大きな衝撃を与え、あらためて、行政責任と民間委託問題が問われています。

 8月2日(水)に、日本共産党坂戸市議団は教育委員会に対し、この事件を受けての対応などを確認し、坂戸市民総合運動公園市民プールの吸水口も現地視察して万全を期することを申し入れました。

説明を受けている写真:クリックすると大きくなります
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 坂戸市は、今回の事故を受け、市民プール全体と全小中学校、サン・ビレッチさかどの温水プールの吸水口のカバーなどについて総点検し問題ないことを確認したとしています。

 本市の市民プールの吸水口カバーは、ステンレス製の格子状の枠で6ミリのセットボルトで固定されている。さらに、本市も市民プールは民間委託しているが、「まる投げ」はされておらず、監視体制は、経験をもつ大学生の監視委員が20から23名の体制で行なわれ、市の職員も定期的に現場を見回りしている。

吸水口を調べている写真:クリックすると大きくなります
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 点検項目について質問したところ、今回の事故から点検項目を文章化し明確にするとしました。

 いずれにしても、これからも慎重で万全な体制が求められます。

指定管理者制度の下で「行政責任」が果たせるか?

 坂戸市の坂戸市民総合運動公園(市民プールも含む)は、来年度から「指定管理者制度」(総てが民間経営による)が導入されることになっており、「管理運営」は完全に指定管理業者の「経営」にゆだねられることになります。

 市との間では様々な、約款が取り交わされますが、例えば、今までのように市の職員が定期的に見回りをする等の行為は行なわれなくなる可能性があります。

給水口を確認している写真:クリックすると大きくなります
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 民間委託し、どのような契約を結ぼうとも「公共の施設」に変わりはありません。坂戸市文化会館やテニスコートとは違い、プールは一歩間違えば生命に直接かかわる施設であり、それらのことを考えたとき、指定管理者制度における「行政責任はどのように果たされる」のか今後の大きな課題です。これらの問題についてもあらためて指摘しました。

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