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坂戸、鶴ヶ島水道企業団議会の研修報告

06/07/22

吉岡しげき議員

 7月6日(木)〜7日(金)の2日間、坂戸、鶴ヶ島水道企業団議会の研修がありました。

 研修内容は、愛知県岡崎市の「強い水道をめざして」と「災害対策」、愛知県西尾市の西尾幡豆(はづ)広域連合水道部についてです。

 岡崎市は、給水区域内の人口が、約35万5千人で坂戸、鶴ヶ島水道企業団が約16万8千人ですから2倍強の規模です。「強い水道」とは、平成17年度から21度の5年間で、設備整備や防災対策事業などを推進するために約200億円の投資が必要となり、その結果10億円の欠損金を生ずることとなり、「欠損金」を発生させないために、「料金の値上げ」を実施したというものです。

 料金の改定率は平均で16.67%です。当組合では平成10年に26.38%の値上げを実施しています。しかし、その時は当初29%を提案し議会で否決されたという経過があったそうです。今回は、市民に対し広報などで丁寧に説明した結果、議会側からは「1桁にならないか」との意見もあったそうですが、さしたる混乱もなく理解を得ることができたそうです。

 口径13ミリ、20ミリ使用の一般家庭では最高21%の値上げとなっており、口径40ミリや100ミリ等の大口需用家(事業所等)は8〜9%に抑えられています。これは「多量に使われているので配慮した」と説明しました。

 また、現在の企業債総額は150億円で、適切な企業債(借金)は料金を抑えることにもなるという考え方を示しました。

 毎年利益を計上し続け、企業債も平成20年にはゼロになる下で、市民は「高い水道料金」を払わされている坂戸、鶴ヶ島水道企業団と対比して、考えさせられる研修でした。

 なお、防災対策は「東海地震」を抱えている地域だけに対策は進んでいます。

 また、西尾幡豆(はづ)広域連合水道部は、西尾市を中心に1市3町で結成され、し尿処理、ごみ処理、火葬、農業共済、そして、水道事業を共同で処理しています。職員削減などで経費削減が実現しましたが、構成自治体の賃金差などの違いでの課題が有りそうでした。

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