8月9日(火)、坂戸、鶴ヶ島水道企業団の定例議会が開催されました。平成16年度水道事業決算の認定、情報公開条例の一部を改正する条例についてなど、4議案が審議されました。
水道事業会計決算の概要は別表のとおりですが、普及率、給水人口はわずかに増加、年間有収水量は昨年の猛暑の影響もあり約41万4,000立方メートル(+2.21%)と大幅に増加しました。
有収率は0.51ポイント低下し、90.5%と2年間連続で低下、当年度純利益は4億8,400万円となりました。
16年度決算認定の質疑であらい文雄議員は以下の質疑を行ないました。
- 2年連続して有収率が低下していることについて(2年間で1.1%の低下で約3千万円の損失)
- 水道加入金が昨年に続き2億円を超えたが今後の見通しは。
- 年度末の38億9,800万円の現金預金の利息と今年4月実施のされたペイオフについて。
- 水が水道管から漏れるとその分だけ損失になる、漏水修繕は重要な仕事だが、取り組み内容は。
- 職員の研修費12万円(予算は98万円)と少ないが。
- 特別損失の過年度損益修正損が1,029万円と多くなっているがその内容は。
- 国庫補助金が過去最高になったが内容は。
純利益が4億8,400万円
純利益は、16年度4億8,400万円、15年度5億900万円、14年度3億6,300万円です。平成9年度から8年間連続で、3億円から5億円の純利益がでています。
決算年度
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純利益
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平成8年度
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1億3778万円
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平成9年度
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3億2857万円
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平成10年度
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3億8303万円
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平成11年度
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4億8168万円
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平成12年度
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4億2054万円
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平成13年度
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4億7431万円
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平成14年度
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4億6337万円
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平成15年度
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5億0985万円
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平成16年度
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4億8447万円
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2年続けて有収率減収
一昨年まで3年間は上昇していた有収率が、昨年・本年と2年続けて減収です。
決算年度
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現金預金(期末)
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平成8年度
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18億0600万円
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平成9年度
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20億3200万円
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平成10年度
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22億9700万円
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平成11年度
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26億3400万円
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平成12年度
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26億1200万円
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平成13年度
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32億5800万円
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平成14年度
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32億2189万円
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平成15年度
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34億9219万円
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平成16年度
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37億9803万円
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現金預金は37億9,800万円余
※流動資産の現金預金は、年度末の平成17年3月末日で37億9,803万円にもなっています。
決算年度
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有収率
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前年比
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平成13年度
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90.96%
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+0.85
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平成14年度
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91.60%
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+0.64
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平成15年度
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91.01%
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−0.59
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平成16年度
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90.50%
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−0.50
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坂戸・鶴ヶ島水道企業団平成16年度業務概要
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平成16年度
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15年度
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比較増減
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給水人口(年度末)
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166,415人
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165,296人
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(+1,119人)
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普及率
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98.94%
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98.90%
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(+0.04%)
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年間総配水量
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21,164,168立方m
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20,590,811立方m
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(+573,357立方m)
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有収水量
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19,154,570立方m
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18,739,738立方m
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(+414,832立方m)
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有収率
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90.50%
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91.01%
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(−0.51%)
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水道事業収益
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32億1427万5188円
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31億4489万8724円
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(+6937万6464円)
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水道事業費用
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27億2980万2049円
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26億3506万2926円
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(+9473万9123円)
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純利益
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4億8447万3139円
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5億0983万5798円
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(−2536万2659円)
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石綿セメント管更新
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5,453m
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4,199m
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(+1,254m)
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水道利用加入金
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2億1766万円
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2億2896万円
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(−1,130万円)
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企業債償還金
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1億6483万3283円
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1億7636万円
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(−1,153万円)
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現金預金
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37億9803万7242円
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34億9219万7182円
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(+3億0584万0060円)
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