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教科書選定の教育委員会を傍聴して

05/08/11

 4年毎に行なわれる中学校の教科書決定の審議が行なわれると聞き、7月28日(木)の教育委員会会議を傍聴しました。

教科書審議は傍聴者締め出し

 委員会は教育長を含め5名の委員で構成され、いくつかの審議が進められていました。ところが、教科書選定の審議が始まろうとしたとき、一人の委員から「教科書については微妙な問題でありのびのびと発言ができるように非公開としたい」との提案がなされ、他の3名の委員も即賛成し、傍聴者は外に出されてしまいました。

 教育委員会の審議は人事に関することを除き原則公開とされています。「3分の2の委員の賛成で非公開とすることができる」となっているようですが、私たち市民が、子や孫がどんな教科書を使いどんな教育がなされようとしているのか関心を持つのは当然であり、あっという間に非公開となったことに驚きを禁じえませんでした。

 戦後60年の今、政府は戦争放棄を掲げる憲法9条を全面改悪し、「戦争をしない国」から再び「する国」にしようとしていますし、同時に教育基本法の改悪も行なおうとしています。

鶴ヶ島市は公開、坂戸市はなぜ非公開

 そうした中で「神話」や「靖国神社」を肯定し侵略戦争を美化してしまう「新しい教科書をつくる会」の歴史の教科書が作られていることに全国で不安や疑問が広がっています。教育委員会は「市民こそがのびのびと意見を出し合うことができる」ようにすべきではないでしょうか。

 お隣の鶴ヶ島市では教科書問題も含め、全てが公開されたそうです。坂戸での非公開はまことに残念であり、不信感を抱かせるものとなりました。(Y)

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