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県社保協の自治体キャラバンの報告

05/06/23

 埼玉県社会保障推進協議会(県社保協)による自治体キャラバンが例年行なわれています。今年度の「キャラバン」は5月19日(木)午後1時から坂戸市役所内で行なわれました。

自治体キャラバンの写真1

 坂戸市からは、高橋健康福祉部長をはじめ、高齢者や障害者の福祉担当職員、市民は参加者24名で約1時間にわたって「介護保険制度や障害者支援」について話し合われました。

 坂戸市からは、概略次のような見解が述べられました。

1.坂戸市としては厳しい財政ではあるが、福祉(伸びが大きい)を重視して予算配分している。

2.介護保険については国会で制度の見直しが審議中であるが、

  1. 認定者の90%を占める軽度介護者に行なっている家事支援などが機能低下につながっているのでサービスの見直しを行い新サービスの導入を考えている。
  2. 施設サービスについては居宅との公平性を図るために見直しがおこなわれる。低所得者への配慮がなされると聞いている。
  3. 生活支援事業など3事業再編については要介護前に予防することを基本に改善される方向である。いずれ詳細は審議が終わってから検討に入る。  

3.障害者支援制度

  1. 在宅と施設の均衡を保ち制度維持のための必要な見直しをおこなう。
  2. 一割の自己負担等は個々人の実情に合わせてキメ細かい対応がなされるが、将来的に制度の維持に必要と考えている。現在国会で審議中なので結果を見極めたい。

自治体キャラバンの写真2

 参加者からは、

  1. 認定者にとってヘルパーさんによる生活支援は生きていく上での必要なこと。
  2. 障害者にとって支援を受けて始めて人間らしい生活を送るスタートに立てること
  3. 聴覚障害者からは通院時の手話通訳の必要性(費用支援など)
  4. 障害者の就学で(差別の無い公平な教育を受ける上で)の問題の改善について

など、具体的な要望が提起されて市の検討を求めました。

 1時間という制約の中でしたが、市と市民と率直な意見が交わされました。これをスタートにして「社会保障」をよくする活動を強めたいと思います。

(社会保障をよくする会・石川裕一) 

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