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第50回埼玉母親大会に参加して

平和で安心の社会へ

05/06/19

 6月5日(日)、第50回埼玉母親大会が川越女子高校で行なわれました。元気で可愛い祭り囃子でのオープニング、記念講演は一橋大学名誉教授の浜林正夫さんによる「いのち・人権・平和」。当日席を増やし、1,300人からの参加。体育館は熱気で暑いくらいでした。

 浜林先生は、いのちでは社会保障を、人権では教育を、平和では憲法を静かな口調で語られました。いっしょに参加した方は、今の大人に欠けているものは何かを教えてくれた気がします、と語っています。

 午後からは分科会・講座に分かれ参加。N・Yさん。「いきいき健康・生涯現役」に参加。190名のおばさんパワーにびっくり。いきいきライフ研究所の藤野さんの話がとてもユニークで、笑いあり、アッという間に時間が経ちました。

 よい姿勢でバランスよくサッサと歩けることを生涯めざしてがんばっていこうと思いました。実技をまじえ、いい汗かいて楽しい教室でした。

F・Sさん。講座・澤田章子さん「樋口一葉の文学と生涯」に参加しました。樋口一葉は、1872年(明治5年)生まれ。「たけくらべ」に続いて「にごりえ」などのすぐれた作品を残し、24歳の若さで結核で命をとじた。

 女性差別の中で生きた“女”たちを自らも貧困の中で文字と取り組む生き様のすごさ。明治という日本の歴史の変わり目の中で生きた一葉のことを、当時の文学者たちは、新しい文学に関心を持っている人々に評価される、澤田章子さんのやさしく熱っぽい語りに書き残すことの必要を学ぶことができました。

 全体としてバザーなどもあり、最後は川越市駅まで行進、元気の出る一日でした。(S)

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