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日本共産党不破哲三議長の講演

「日本外交のゆきづまりを

どう打開するか」を読んで

05/06/04

 日本共産党不破哲三議長の「日本外交のゆきづまりをどう打開するか」の講演があり、その大要が5月17日のしんぶん赤旗に載り、興味を持って読みました。

 私は、先月侵略戦争を美化した歴史教科書が検定されていることに心から怒りをおぼえ、日本がアジア諸国から孤立してしまうという危惧を強く感じていることを「新さかど」に載せていただきました。

 今回、「講演」の記事を読んで改めて歴史の真実を子どもたちに伝えていくことの大切さを感じ、我々大人も、しっかりと認識しなければと思ったところです。

 私は、岸信介などのA級戦犯が戦後間もない国会で外相や首相になっていたことに、日本の侵略戦争への無反省ぶりの象徴だと思っていました。しかし、今回、「靖国神社」について突っ込んだ報告がされ、この「神社」の果たしている役割を初めて知り、空恐ろしく感じました。

「靖国神社」が戦争美化の宣伝センターとは

 戦前の「靖国神社」は、戦死したら靖国にまつられる。そのことを誇りとして、国民を戦場にかりたて、戦後は、A級戦犯が「犠牲者」として合祀されています。そのようなところへの首相参拝が許されないことは明らかです。

 この「靖国神社」の役割が、あの侵略戦争を「正しい戦争」としての宣伝センターとなっているというのです。

 神社内の「遊就館」(ゆうしゅうかん)という展示館が、日清・日露の戦争はすべて中国側の責任だとし、太平洋戦争も「大東亜戦争」と呼び、日米開戦もアメリカの責任とし、日本の戦争のおかげで今のアジアの独立諸国は生まれた。戦争責任問題では、「日本を侵略国と断罪した東京裁判の不当性を暴き、刑場の露と消えた『戦犯』の無念をふりかえる」としているというのです。そして、ドキュメント映画としてビデオまで販売されているというのです。これには驚きです。

 不破さんは「日本の戦争は正しかった」と日本国民に吹き込む精神は、ヨーロッパでいえばネオ・ナチの精神に匹敵する。また、小泉首相は参拝の理由に「追悼の意思表示」としているが、これは、戦没者への追悼という気持ちを「日本の戦争は正しかった」という立場に結びつけることにならざるをえないと指摘していますが、そのとおりだと思いました。

 坂戸市でも、憲法九条を守る運動が進められていますが、この実態を広く広めていく必要があるのではないでしょうか。(S・Y)

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