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05/05/20
坂戸・鶴ヶ島「草の乱」をみる会が、4月24日(土)午後、わかばコミニュティールーム(若葉駅西口)において、映画「草の乱」を「百倍楽しく観る」ことが出来るようにと、「篠田健一さんを囲んでお話を聞く会」を開催しました。講師の篠田健一さんは、中学校の教師の頃から秩父事件を研究して来られ、現在は、秩父市(元吉田町)の石間交流学習館(秩父事件の資料館)の館長です。 篠田さんは小鹿野町の出身ですが、24歳の時に初めて「秩父事件」を読み、事件の真実を知り大きなショックを受けたと話されました。秩父事件は暴動と言われ、参加した者は暴徒と呼ばれ、孫、ひ孫の代になって事件のことを聞いても語ってもらえないのが現状でした。秩父事件の前に立ちはだかる大きな扉を開けた研究者の皆さんの苦労は大変なものであったと思われました。 120年前の日本は急速に資本主義化が進み、当時の横浜はすでに世界に開かれた港であり、秩父の絹も世界に輸出されていました。しかし世界恐慌の影響を受け絹の価格は、明治16年には前年の半分に値下がりし、高利貸しからの借金の返済ができず、土地を奪われる農民が続出。こうした背景のなか「秩父事件」は起きました。 篠田さんのお話は、具体的で解かりやすく、映画「草の乱」を取り組んだことで秩父事件の全容を学ぶことができたのは本当に幸運でした。『120年前の日本に凄いやつらがいた!』、映画「草の乱」のサブタイトルですが、篠田さんも「本当に凄いやつらだったんです」と話されました。 お話を聞いて120年前と現在の冷たい政治を重ねた方も多かったのではないでしょうか。 映画「草の乱」をみる会は、7月23日(土)〜24日(日)の上映会に向けて本格的に取り組みます。ポスターの掲示やチラシの配布、チケット普及にご協力をお願いします。(吉村) |
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