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05/02/07
さいたま共済会館において1月16日(日)に開催された「第13回さいたま住民大学」に参加しました。記念講演として、「住民が主人公のまちづくり」という演題で、兵庫県南光町の山田兼三町長が講演を行ないました。 最初に、1980年に保守王国の町で、32歳の日本共産党員町長が誕生したいきさつについての話がありました。初当選のころ、南光町政は同和行政問題で混乱していました。「自由にものが言える明るいまちづくり」が最大の争点でした。告示の直前に移住してきた32歳の日本共産党員が当選したのは、「一部勢力(同和関係団体)の支配を何とかしたい。頼れるのは共産党しかない」という町民世論がまたたく間に広がったからです。 そのとき共産党の町議会議員は、議員定数12名中25歳の女性議員が1名いただけでした。町長に当選した直後、右翼団体などから様々な嫌がらせがあったようです。そうした妨害をはねのけたのは、住民と職員が力をあわせ、「住民が主人公の民主的なまちづくり」をめざしていく姿勢に徹したからです。 住民とひざを交えての行政懇談会(隣保単位での学集会)を無数に開き、住民と職員の参加で「まちづくり計画」を策定しました。また、質問制限なしで納得いくまで審議をする議会運営となりました。 昨年9月の町長選挙で7期目の当選を果たし、25年目を迎えた山田町政は、休耕田を活かした「ひまわりの郷づくり」(170万本のひまわり畑づくりに成功)、農村舞台を活用した小学生による子ども歌舞伎、8020運動のモデルとしての歯科保健センターの活動など、全国的にも名高い数々の実績をあげてきました。面積が約50平方キロメートルですが上下水道もほぼ完備しています。 さて、この南光町も周辺3町との合併話が進んでいます。山田町長は合併するかどうかは町民の意思であることから、町民の6割が合併に賛成なので4町での合併が今年10月ごろ実行される予定です。この点について、「合併後においても南光町の良さを生かす」と述べ、講演の締めくくりとなりました。「住民が主人公のまちづくり」、住民と職員の参加で計画づくりを、ぜひ坂戸市でも力を合わせて進めていきたいものだと思いました。 |
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