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下水の高度処理の方法

下水道議会視察報告その2

08/16

大山しげる議員 

 坂戸、鶴ヶ島水道組合議会の研修について、前回に続いて報告します。今回は「下水の高度処理」の方法についての概要です。

 最新の設備を整えている東京都江東区の有明水再生センターの特色はAO2法という高度処理施設を備えているところです。今までの下水処理では取り除きにくい窒素やりんが原因で、東京湾では依然として富栄養化による赤潮が発生しています。

 そこで「嫌気」(空気を吹き込まず酸素が無い状態にして、汚泥中の微生物は「りん」を放出する)−「無酸素」(好気槽からきた水を戻し、微生物は酸素を吸収し、酸素をとられた窒素は放出される)−「好気」(空気を吹き込み有機物は分解し、「りん」が微生物に吸収される)、という高度処理で多くの窒素やりんを除去しています。これをAO2法と言います。

 人造湖である白樺湖では周辺の開発が進み、湖の汚染が進んでいるので、高度処理をおこなう「白樺湖浄化センター」を設けました。

 回転円板槽では、特殊な波形円板をゆっくり回転させ、汚水中の有機物を分解し浄化します。回転円板槽で剥離(はくり)した生物膜を最終沈殿地で汚泥として除去します。

 最終沈殿地からの処理水の基準値を超える浮遊物質を急速ろ過池で除去します。その処理水を塩素混和池で塩素と接触滅菌した上で音無川に放流し、白樺湖に戻しています。

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