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市費学校事務職「人事異動」撤回!

1日で300筆を超える署名が力に

05/18

 5月6日(木)、北坂戸小学校において、坂戸市教職員組合の第38会定期総会が開かれました。

 冒頭、挨拶にたった、鈴木愛造委員長は、「憲法改悪や平和の問題等たくさんあるが、ひとつにしぼって話します」と切り出し、「突然の市費事務職員(シルバー人材センター職員)の人事異動を、みなさんの協力で撤回させました」と報告しました。

 この突然の市費事務職員の人事異動を組合が知ったのは3月24日の午後で、組合は、すぐ「撤回」の要望書を教育委員会に提出し、25日午後3時からの「校長会」で内示されるということから、25日朝各校長にも撤回を要望するよう申し入れました。

 しかし、校長会では多くの反対意見が出ましたが、「異動準備が進んでいて撤回は無理」との説明で「内示」されてしまったそうです。

 しかし、組合は、「強引な内示」は納得できず、すぐ署名用紙をつくり各学校に送付しました。26日は修了式で多忙でしたが、午後2時頃には300筆を越す署名が届けられ、これをもとに市教育委員会と交渉した結果、「再検討する」という回答を得ました。

 ところが29日には、再検討の結果も示されないまま、「異動実施」の通達が行われました。組合は、この理不尽で誠意のない暴挙は許せないとして、31日に教育長宛に5項目の公開質問状を提出し、同日夕方には、多くの市費事務職員も集まり、シルバー人材センターの局長と話し合い、局長からも教育総務課への撤回申し入れをしました。その結果、同日夜8時過ぎになって、各学校に撤回通知が出されたというのです。

 このことを知った関係者からは、涙ながらの喜びの声が組合に寄せられたそうです。翌日、転出するはずだった市費事務職員さんが出勤したので、多くの職場で驚きと喜びの声、そして拍手が起こったそうです。

 この報告をした鈴木委員長は、組合が情報をつかんでから8日間の闘いだったが、今回の成果は、多くの教職員の署名と、それに励まされた市費事務職員の方々の行動でした。久しぶりの快挙です。

 組合がこの闘いの「まとめ役」になれたことを喜んでいます。今後、「給与・退職金削減」「人事評価による差別賃金」など団結して立ち向かわなければならない。これを機会に組合への加入を進めていきますと結びました。

 来賓として出席した日本共産党坂戸市議団吉岡しげき議員は、職員定数削減等「行革」の大きな影響を受けているのが「市費事務職員の各学校からの引き上げ」であることを指摘し、坂戸市議団も学校訪問等を行ない、教育環境整備や30人学級実現を求めてきた。これからも交流を深め、教育の充実のためともに共に頑張りましょうと、連帯の挨拶を行ないました。

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