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日本共産党市議団研修その3

歴史の街の商工振興計画を研修

小樽市職員の意気込みに感動

09/13

吉岡しげき議員 

 小樽市では、商工業振興策について研修しました。「小樽」の地名は、アイヌ語で「オタルナイ」(砂の中の川)と呼ばれたことに由来するそうです。

 今から約400年前に漁業を中心に「村並み」の組織が出来て、明治政府が北海道開拓の本府を札幌に決めると、小樽は札幌をはじめとする道内への物資の陸揚げ港の基地となり、石炭の搬出目的として日本では3番目の鉄道が敷かれました。

 その後、国際貿易港に指定され、第一次世界大戦当時は「北のウォール街」と呼ばれました。しかし、第二次世界大戦後は、経済情勢も大きく変わり、「斜陽都市」といわれ、経済再興を図るため、「札幌自動車道路建設」「大型フェリーの就航」「港湾施設の整備」「国道拡張工事」等が進められ、現在は、「小樽運河」や、ガラス製品、石原裕次郎記念館、マイカル小樽などの開業で観光面も活性化し、高い技術力を生かした機械・金属製品・家具・木工品や加工食品を生産し、環日本海地域の物流・人流拠点として「商工港湾観光都市」の性格をもっています。現在の人口は約14万7千人です。

多彩な商工振興策

 「振興施策のご案内」というパンフレットがありますが、そのメニューの多さに驚きました。「技術力向上」「中小企業者の組織化」「工場の近代化」「人材育成」「雇用安定化」「個店・商店街近代化」「経営安定化」等があり、さらに、各種の指導助成制度、アドバイザー派遣や企業診断、空き店舗対策支援事業など細分化されています。

 「モノづくり」支援事業にも力を入れていて、「小樽職人の会」などは、同業者の域を超えて、教育、歴史や文化の継承、地域社会の活性化の担い手として市内外で積極的に活動しています。

 小樽市民と一体となって「商工業振興策」に取り組む職員の意欲と気概を感じましたが、「その背景は何か」と考えさせられた研修でもありました。

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