5月11日(日)午後1時から、勝呂公民館多目的ホールで、「アクセス道路建設の賛否を問う住民投票を求める市民連絡会」(代表堀光興氏)主催の「アクセス道問題を考えるシンポジウム」が、開かれました。

シンポジウムでは、「鳩山野鳥の会」会員の小倉憲貴さん、「坂戸生活と健康を守る会」事務局長・「入間西部の社会保障をよくする会」会長の石川裕一さん、「坂戸民主商工会」事務局長の島田康夫さん、城西大学教授の村岡亘さんの4人がパネラーとして発言しました。
4人のパネリストは自然環境・福祉・経済・地方自治のあり方など、それぞれの立場から報告を行いました。伊利市長も発言に加わり「アクセス道路は計画どおりすすめる」等との見解を示しました。
シンポジウムには、会場いっぱいの300人の市民が参加し関心の高さを示しました。坂戸市議会議員も12名参加しました。坂戸市では、はじめての試みでしたが、市政の重要な課題でのシンポジウムは「住民参加の視点」から、貴重な取り組みではなかったでしょうか。
「会」では、5月16日(金)から、1ヵ月にわたっての「住民投票署名」を開始することにしています。
今回のシンポジウムの感想が寄せられましたのでご紹介します。
森戸の三木敬子さん
「私が今住んでいる所はあまりに自然がいっぱいだけど整備されない状況が30年も続いていたのでいらだっていました。今日は、ビオトープなどで温かい市民の生き方に意見を聞き、嬉しく思いました。自然に生きる位置づけをみんなが示してくれました。ありがとうございました。」

柳町の吉村絢美さん
開場15分前から参加者がどんどん増えて、あっというまに会場はいっぱいになり、関心の大きさが強く印象に残りました。
パネラーの方々のお話しは、とてもわかりやすく勉強になりました。
市長さんのお話しの中では、治水のご苦労はよくわかりましたが、アクセス道路は、「確認書」にそって進めていくという点と、住民投票への考えに一言も触れられなかったことが残念でした。
参加者からの発言で、先が見えない農業のもとで農地を守って来て、腹から絞りだすような言葉に励まされました。
住民投票は、莫大な予算が使われるアクセス問題で賛否を問うにはうってつけではないでしょうか。
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