25年10月24日
坂戸市議会9月定例会は9月2日〜26日の25日間にわたって開催されました。議会では2024年度一般会計決算をはじめ24議案が審議され、いずれも全会一致で可決・認定・同意しました。
日本共産党市議団が、これまで市政一般質問などで取り上げてきた
など、市民の暮らしを応援する施策を進めてきたことなど一定の評価をし、2024年度一般会計決算を認定としました。
子どもの居場所づくりについて市は、「子ども食堂が地域の方々とのコミュニティーの場にもなっている現状を踏まえ、各団体の自主活動が活性化するよう支援していく」、農業振興に係る補助について「農業活性化事業費・病虫害防除事業費補助金、農業次世代人材投資資金」など引き続き農業振興のため適切に補助金を交付していくと答弁しました。
市民福祉常任委員会及び予算決算市民福祉分科会の質疑では
児童手当負担金が昨年10月から児童手当法が改正され、国の負担割合が約9分の6から9分の7に増額された。児童手当の対象が18歳まで拡大され、手当の支給も4ヵ月ごとから2ヵ月ごとに変更となった。
市民バスの利用者が年々増えている。各種特別乗車証を利用した無料利用者だけでなく、有料利用者も増加している。その要因は公共交通の必要性が高まっていることを示している。財政負担のバランスを考慮し、市民のニーズに応じた持続可能な運行体制の確保に努める。今年度、2026年度(令和8年度)にかけて市民バスのルートやダイヤ改正の実施、着手しているところ。
各地域交流センターは30年以上経過しており、老朽化も目立つ。過去5年間工事費用は約1億3,350万円となっている。エレベーターの設置化は該当する施設の形状や構造により難しい場合もある。設置可能な場合でも設備の修繕や増設を併せて実施する場合もあるので、大規模改修と併せて実施するなど検討。
9ヵ所の地域交流センターのLED化率は平均で40.4%である。蛍光灯照明をLED照明にした直後から電気料金が従来の2分の1程度になり、経済効果も高い。早く施設内照明のLED化を。
文化会館の過去5年間の修繕費用も総額約5,650万円となっている。建築50年以上経過しているので設備等の故障や経年劣化による不具合が生じている。その都度、修繕を実施している状況である。
ふれあい入浴事業は、高齢者の外出促進事業のひとつとして65歳以上の方に市内の入浴施設の「ふるさとの湯」の1回につき200円を割り引く入浴補助券がある。1年度に12枚交付しているが、交付数は増えているものの、利用者数は横ばいである。65歳の高齢者は約3万人いるが入浴補助券の利用者は2千人にとどまっている。
老人福祉センターの城山荘とことぶき荘で行われている無料解放デーは敬老の観点から老人週間に合わせ、2023年度(令和5年度)から実施している。9月の土曜日と日曜日にそれぞれ1回ずつ施設利用料を無料にし、イベントを行なっている。イベントの中にフレイルチェック、健康チェック、福引、刃物研ぎ会、健康輪投げ、手工芸品販売などを行なっている。
国民健康保険の加入者が年々減っている。2022年度(令和4年度)が2万1,065人、2023年度(令和5年度)が2万174人、2024年度(令和6年度)が1万9,211人。本市の国保被保険者の一人当たりの医療費は、2022年度が34万1,722円、2024年度が36万9,115人、2025年度が36万5,602円となっている。過去3年間の県内40市中の順位は、2022年度が37位、2023年度が31位、2024年度が36位となっている。
国民健康保険の実質収支額は年々減っている現状である。
| 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2023年度 |
| 4億1,421万2,703円 | 4億4,331万2,630円 | 3億2,863万6,910円 | 1億4,977万3,811円 | 1億6,576万6,173円 |
過去5年間の法定外の一般会計繰入れ金の推移は、2020年度(令和2年度)では1億2千万、2021年度(令和3年度)では8千万円、2022年度(令和4年度)では6千万円、2023年度(令和5年度)では4千万円、2024年度(令和6年度)では2千万円と減少されている。
今年度の保険証の一斉更新時の発行状況は、マイナ保険証を持っていない人への資格確認書を7,306件、マイナ保険証を持っている人への資格情報の知らせを1万1,386件、合計1万8,692件発行した。
議案第59号「坂戸市重度心身障碍者医療費支給に関する条例の一部を改正する条例制定の件」で精神科通院の必要性があるのにもかかわらず受診を控えることがないように助成を行うことにより再発や重症化を防ぐものである。2025年度(令和7年度)3月現在、精神障害者保健福祉手帳所持者は1級が81名、2級が650名、3級が360名、合計1,092名。精神障害者保険福祉手帳2級所持者で、今回の拡大対象となる18歳から65歳の人数は479名を見込んでいる。県からの補助が2分の1。
臨時支援給付金については物価高騰の影響で負担感が大きい住民非課税世帯に対し給付金を支給するとともに、2024年度(令和6年度)税制改正で定額減税と2023年度(令和5年度)非課税世帯への支給のはざまにある低所得者・定額減税の恩恵を十分受けられないと見こまれる方に対し、国の物価高騰対応重点地方創生臨時交付金を活用し、給付金を支給したもの。
北坂戸にプラネタリウムがある。観覧料は乳幼児が、無料。市内居住者として本市及び川越市、鶴ヶ島市、日高市、川島氏、毛呂山町、鳩山町は1回につき100円、それ以外の人は200円としている。観覧人数は、2022年度(令和4年度)が787人、2023年度(令和5年度)1,488人、2024年度(令和6年度)が1,101人と増えている。5月5日のこどもの日はすべての人に無料としている。幼稚園や学校等の教育団体などの利用の場合は天文に関する学びの場と捉え、無料または減免対応している。県内に20ヵ所の公共施設でプラネタリウムを設置している。近隣自治体では川越市、熊谷市、入間市、狭山市等がある。
坂戸市に多くの外国の方が来日している。日本語教室学習者の国籍の1位はベトナム、2位は中国、3位はネパール、4位はフィリピン、5位はタイとなっている。日本語教室は5ヵ所あり、週1回開催されている。いずれの教室にも自由に参加できる。日常生活を送る上で支障なく、日本語で話せるレベルを目指している。
坂戸市役所「日本共産党坂戸市議団」議員控え室 電話 049-283-1331(内線)629