県水の値上げの影響!水道企業団にも

日本共産党坂戸市議団 新さかど

25年8月16日

坂戸、鶴ヶ島水道企業団議会報告

 8月1日(金曜日)に坂戸、鶴ヶ島水道企業団議会が開催され、2024年度(令和6年度)の水道事業決算認定及び2025年度の補正予算などの審議が行なわれました。

 大山かよ子は、埼玉県企業局の水道料金値上げについて一般質問を行ないました。

 県企業局が、「県水道料金の改定を2026年(令和8年)の4月1日より1立方メートル当り74円74銭に(1立方メートル当り12円96銭、率にして21%)引き上げるとの答弁でした。

 引き上げの理由を

  1. 1施設の老朽化、電気料金及び物価高騰の影響。
  2. 人口減少や家庭・事業所での節水意識の向上。
  3. 県企業局の事業で大きな支出は「建設計画」部門として、大久保浄水場高度浄水処理施設事業に768億円、吉見浄水場高度浄水処理施設事業に460億円、吉見浄水場高度浄水場拡張関連整備事業に926億円等の莫大な事業費がかかる。財政基盤が盤石でなく健全な経営が困難。

としています。

 当企業団にとり県水道料金の値上げの影響は大きく、受水費は2億2,900万円の増額が見込まれ、新たな負担となり、料金改定を2027年度(令和9年度)に前倒しする必要があり準備を進めている。

 ロードマップの作成、審議会委員委嘱の準備。総括原価及び料金算定は11月までに進める。現況は水需要予測などの基本数値の設定を行なっている段階であり、まだ示せないとしています。

 今回の県水道料金の値上げは、当水道企業団と市民の水道料金に大きく跳ね返ってきます。

 今後とも注視していかねばなりません。

坂戸、鶴ヶ島水道企業団 大山かよ子議員

2024年度の業務及び決算概要

  • 水道事業収益 33億5,829万2,544円
  • 水道事業費用 31億8,112万6,377円
  • 純利益 2,104万724円
  • 現金預金 20億6,382万4,112円
    (普通預金 15億6,382万4,112円、定期預金 5億円)
  • 給水人口(年平均) 16万8,875人
  • 年間配水量 1,901万1,903立方メートル(県水84.67% 自己水15.33%)
  • 一人一日平均有収水量 282リットル
  • 水道利用加入金 682件 1億4,765万8,500円
  • 有収率 91.56%

今でも高い坂戸、鶴ヶ島水道企業団の水道料金

少量世帯の使用料金(20立方メートル)は断トツ

2ヵ月当たりの水道料金の比較
(2025年4月現在)
構成市町 口径13o(20立方メートル) 口径20o(20立方メートル) 口径20o(40立方メートル)
東松山市 1,650円 1,650円 3,850円
川越市 1,980円 2,266円 4,576円
川島町 1,966円 2,028円 5,438円
日高市 2,200円 2,530円 5,390円
坂戸、鶴ヶ島 2,860円 3,366円 5,522円

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