25年8月10日
埼玉県社会保障推進協議会の自治体要請キャラバン(社保協キャラバン)が、7月29日(火曜日)坂戸市役所会議室で行なわれました。(写真をクリックすると大きくなります)
社保協キャラバンは、埼玉県社保協結成直前の1993年6月から自治体訪問(懇談)を開始し、毎年5月から7月にかけて埼玉県内の全市町村(現在は63市町村)と懇談を行ないます。
医療、介護、障害者福祉、子育て・保育、生活保護などに関する事前アンケートを依頼し、要望書に対する文書回答をもとに、県内統一の内容で懇談を行なっています。
全県の中での各自治体の行政水準を知り、地域の各団体・市民から改善を求める上からも重要な行動です。
坂戸市で行なわれた自治体要請キャラバンには、障害者団体や生活と健康を守る会、労働組合、医療生協、女性団体、共産党市議など18名が参加しました。坂戸市側からは、総務部、市民部、こども健康部、福祉部、教育委員会などの職員26名が出席しました。
あらかじめ社保協から提出されていた質問に対する回答を受け、参加者各々から、障害者施設の問題、介護保険制度に関する問題、高齢者の生活実態把握での民生委員の役割、子育て支援での教育行政の役割、生活保護申請時での窓口対応など、矢継ぎ早に質問や要望が出されました。
特に、物価高騰で生活困窮者が増えている中での、「生活保護申請者に対する坂戸市の対応」に対して、「門前払いするのではなく、丁寧に対応し必要に応じて申請書を渡していく」ことが重要と話されました。
これは、全国的に生活保護申請を抑制するような動きがあるなかで、中身のある話し合いになりました。
最後に、自治体要請キャラバンのまとめ役の方から「生活保護を守ることは、平和を守ること。人権を守ること」との訴えがあり、今後も市民福祉向上のために、行政との懇談を大切にしていきたいと話されました。
坂戸市役所「日本共産党坂戸市議団」議員控え室 電話 049-283-1331(内線)629