下水管を緊急自主点検

日本共産党坂戸市議団 新さかど

25年5月6日

八潮市道路陥没事故を受け

 日本共産党の伊藤岳参議院議員が4月24日、参議院総務委員会で、埼玉県八潮市で1月に発生した道路陥没事故を受けて行なわれた下水道管路の「全国特別重点調査」では、地方自治体の人員体制や費用負担が課題だと指摘し、老朽化対策の点検、維持・更新など公共インフラ予算を振り向けるよう求めました。(写真をクリックすると大きくなります)

掘削機の写真:Enterすると大きくなります

 転落したトラック運転手の救出作業が長期間かかっていることの報道が続き、日本共産党坂戸市議団にも市民から坂戸の下水道管は大丈夫なのかの問い合わせが数多く寄せられました。

 その後、坂戸、鶴ヶ島下水道組合から「下水道管路の緊急自主点検」を実施したとの報告があったことを受け、確認のため下水管工事で実際に使用した掘削機が展示されている石井水処理センターに行きました。

 掘削機の横に設置されていた説明板は、古くなって読めない文字もありましたが、以下のように記されていました。

説明板の写真:Enterすると大きくなります

このシールド〓は、当センターに流入する下水管を施工する時に使用した泥土〓シールド掘進機の切羽です。

  • 推進機外形  2,490mm
  • 仕上がり内径 1,650mm
  • 掘進距離   1,537m

 国からの指示では内径2,000mm以上の下水管の点検でしたが、坂戸市の下水管の内径は1,650mmだったにも関わらず坂戸、鶴ヶ島下水道組合が自主的に調査し異常がなかったことが確認できました。

あらい文雄議員

坂戸、鶴ヶ島下水道組合からの報告

八潮市の道路陥没事故を受けた下水道管路の緊急自主点検の実施について

1 緊急自主点検に至る経緯
 本年1月28日、八潮市内において下水道管路の破損に起因すると思われる道路陥没事故が発生し、現在も現場対応が続いています。
 国は、1日当たりの雨水処理量が30万立方メートル以上の処理場に接続する内径2000o以上の大規模な下水道管路を有する下水道管理者に対し、緊急点検するよう要請がありました。
 組合では国が要請する緊急点検に該当する管路は保有していませんが、2月5日及び6日に自主的に点検を行ないました。
2 緊急自主点検の対象管路
 設置から30年以上経過した重要な幹線及び主要な幹線管梁
3 緊急自主点検の内容
 管路上部の道路陥没の有無及びマンホール周辺の陥没や破損等の有無について、職員による管路及びマンホールの目視点検
4 緊急自主点検の結果
 直ちに対応が必要にとなる異常はありませんでした。
5 その他の対応
 組合が管理する下水道管路については、坂戸、鶴ヶ島下水道組合公共下水道ストックマネジメント計画に基づき、第1期計画(令和4年〜令和8年度)として、敷設後30年以上経過した菅梁及び重要な幹線を中心に点検・調査を行ない、第2期ストックマネジメント計画(令和9年〜令和13年度)にて、第1期計画期間中で異常が見られた箇所について、緊急度や管梁の重要性に応じて、設計及び改築工事を実施していきます。

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