23年7月1日
国内で初めての新型コロナウイルス感染者が確認されてから3年半が経過、この間、国内の累計感染者は3千万人を超え、死者は7万5千人弱と言われ、猛威を振るった新型コロナ感染症は、今年の5月8日から季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行したことに伴い「定点報告」に変わりました。
感染者や濃厚接触者への外出自粛の要請や保健所による健康観察がなくなり感染者にとっては病院での治療に原則自己負担が生じるなど、市民の不安は解消していません。「5類に移行」後も、市民が安心して暮らせるよう、これまでの市の取り組みと今後の対応について質問しました。
質問 これまでの新型コロナウイルス感染症の取組は。
答弁 新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、市民への適切な情報提供を通じた感染予防対策や公共施設利用の一時停止等のほか、市独自の支援策として、抗原検査キットの無償配布やPCR検査センター受診に係る移動困難者移送支援、自宅療養者等を対象に生活支援物資の提供などを実施してきた。
質問 5類移行以前の5月7日迄の新型コロナワクチンの接種率は。
答弁 1回目88.4%、2回目88.1%、3回目74.4%、4回目51.9%、5回目27.8%。
質問 昨年夏季以降に利用者が急増した自宅療養者に係る生活支援事業の実績について。
答弁 5月8日の事業終了迄の間に支援を希望した4,842世帯に対し、食料品4,769人分、日用品1,466セット、家庭ごみの搬出代行27世帯、パルスオキシメーターの貸し出し3,990個。
質問 昨年8月に配布を開始した抗原検査キットの配布実績数は。
答弁 本年6月12日現在で累計4,763人に8,221個配布。
質問 本年5月8日の「5類感染症移行」後、陽性者数が発表されなくなったが、5月7日までの坂戸市の陽性者数は。
答弁 県の発表では、累計2万1,937人が確認された。坂戸市の新型コロナウイルス感染死亡者数は発表されず。
質問 5月7日までの新型コロナウイルス感染症による坂戸市の死亡者数は。
答弁 国や県の発表では、本市の死亡者数は公表されていないが、全国の累計は7万4,694人、埼玉県の累計は4,013人。
質問 本年2月の広域静苑組合議会(新井文雄は該当議員)では、越生斎場の坂戸市民の新型コロナウイルス感染症の火葬数は22件と報告されたが、今後も市町村の死亡者数は公表されないのか。
答弁 埼玉県によれば、今後も公表の予定はないとのことである。小中学校児童生徒の感染者数は延べ2,786人。
質問 5月7日までの坂戸市内の小中学校児童生徒の感染者総数は。
答弁 学校からの報告では、延べ2,786人。
質問 「埼玉県指定診療・検査医療機関」に指定されている坂戸市の医療機関の現状は。
答弁 県のホームページにおいて、6月8日現在21医療機関が公表され、順次拡大がはかられている。
質問 新型コロナウイルス感染症後遺症の現状は。
答弁 倦怠感や関節痛、咳、味覚障害等の後遺症については、いまだ明らかになっていないことも多く、国で研究を進めている。
質問 後遺症になった場合の対応は。
答弁 掛かり付け医に相談いただくよう周知している。掛かり付け医がない方は、県で後遺症外来を実施している県内医療機関を公表しており、坂戸市内では、2医療機関で受診が可能。
坂戸市役所「日本共産党・市民の声」議員控え室 電話 049-283-1331(内線)629