2月20日(月曜日)開会された2023年3月第1回坂戸市議会定例会で、石川市長から施政方針が示され、2023年度一般会計当初予算を初めとした市長提出議案の説明がありました。
予算総額は322億5,700万円で、前年度比12億5,500万円増(4%増)、埼玉県内の市で初めて小・中学校の給食費が全額補助となり無料化が実現します。
- 人口一人当たり予算額 32万3千円(本年1月1日現在人口99,763人)
- 人口一人当たり市税額 13万4千円
歳入のポイント
市税については、個人市民税や固定資産税等は横ばい、法人市民税や軽自動車税等が増収となる見込みで前年度を上回っています。
また、地方譲与税等は、地方消費税等交付金や法人事業税交付金等が増収の見込みであることから、全体的に前年度を上回っています。
そのほか、基金繰入金は財政調整基金からの繰入金が増額となり、一般財源総額は前年度を上回ります。
市債は、関間千代田線整備事業債や保育所建設費補助事業債等の増により普通債が増加。普通交付税の振替である臨時財政対策債の減少が見込まれ、市債総額は前年度を下回っています。
歳出のポイント
- 安心して子育てができ、みんなが活躍できるまちづくり
- 互いを認め合い、健康で心豊かに暮らせるまちづくり
- 誰もが安心して、安全に暮らせるまちづくり
- 自然と都市が調和し、活気あふれる暮らしやすいまちづくり
- 市民とともにつくる、みんなが輝く誇れるまちづくり
の5つの項目を重点施策の柱に据え、市民サービスの一層の向上に努めるとしています。
主な新規事業として、
- 学校給食費補助事業
小中学校の給食費を全額補助 3億5,882万円(国・県補助なし)
小学生(1ヵ月4,100円)4750人、中学生(1ヵ月5000円)を見込む。
- 学校給食食材料費高騰対策事業
給食費の食材料の高騰分を補助 2,579万7千円。
小学生(1食当たり18円)、中学生(1食当たり20円)を見込む。
- 木質化を取り入れた風の子学童クラブの整備。
- 公私連携型保育所として坂戸保育園園舎の建て替えに係る工事費の補助。
- 帯状疱疹ワクチンの接種。
- 出産・子育て応援補助金の支給(妊娠時5万円、出産時5万円)
主な拡大される事業として、
- 自転車乗車用ヘルメット購入費補助を全年齢対象に。
- 肺がん個別検診の実施。
- 妊婦へ市民バス妊婦特別乗車証の交付。
- 市内コンビニへAEDを追加設置及び市民への貸し出し用を配備。
- 国民健康保険特別会計事業として、国民健康保険の出産育児一時金 40万8千円を48万8千円に増額。
- 補正予算ではコメ農家などに補助金。
- 市内のコメ農家へ種もみ及び肥料購入に要する経費の二分の一を補助。
- 一定要件を満たすその他の農業者へ一律5万円の補助金。
- 物価高騰対策地域経済支援事業として、スマートフォン決済事業者によるポイント還元を通じて消費者及び市内事業者を支援。
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