遊水地「白紙撤回」市長に要請

日本共産党坂戸市議団 新さかど

22年5月1日

三芳野地域の環境と水田を守る会

原さんの写真:Enterすると大きくなります

 国土交通省が計画している越辺川の遊水地建設に反対する「坂戸市三芳野地域の環境と水田を守る会」が3月23日(水曜日)、陳情書を携え、石川清市長に計画白紙撤回を国に求めるよう要請しました。(写真をクリックすると大きくなります)

 応対した小塚満副市長に耕作者の原伸一さんが切々と訴えたのに対し、小塚副市長は「趣旨は市長に伝える」と答えました。

耕作者の訴え

副市長と原さんの写真:Enterすると大きくなります

 令和元年(2019年)の台風19号により越辺川の堤防が決壊し、三芳野地域は大きな被害を受けました。私どものライスセンターは水深3メートルで水没し、内部にあった作業機械や米30トン等が全滅し大損害に。被害額にして1億円以上になりました。

 しかし、取引先の製粉会社や多くのボランティアの皆さんのおかげでくじけることなく復興に向けてまい進出来ました。国の激甚災害扱いになり農水省、埼玉県、坂戸市の支援により損壊した機械の修復のメドもつき、1ヵ月半後にはハナマンテン(国産小麦)の播種作業も無事に間に合いました。

説明している写真:Enterすると大きくなります

 ようやく復興し、皆さんに恩返しをと思った矢先の令和2年(2020年)、遊水地計画の話が出てきました。到底受け入れられません。

 三芳野耕地は県有数の優良農地。その歴史は先代から水害と闘い苦しんだ歴史でもあります。大谷川ポンプ場が建設されたことにより、史上初めて水害から解放され地域と農業が発展してきました。

 遊水地計画は水量が堤防の許容を超える時、農地に強制的に水をためます。そのような環境では安心して農業もできず、廃業すら考えてしまいます。未来の世代のために安心してやりがいや夢をもてる三芳野耕地を守らなければなりません。

遊水地の計画図:Enterすると大きくなります

 遊水地計画を白紙撤回させるために、仲間と共に「坂戸市三芳野地域の環境と水田を守る会」を結成しました。

紺屋 原農場 原 伸一

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