21年12月1日
日本共産党は10月の衆議院選挙で、「野党共闘で政権交代を始めよう」と訴えてたたかいました。自公政権の継続を許す結果となりましたが、結党以来初の本格的共闘による挑戦として党の歴史に刻まれました。来夏の参議院選挙ではこれを更に発展させ、「なにより、いのち」を大切にする政治の実現へ大幅な議席増が求められています。
今回の選挙結果を受け、市民からご意見やご要望をお寄せいただきましたので紹介します。
野党が団結し自公政権に立ち向かう姿は、現政治を憂える国民の心に響いたと思います。6年がかりで市民と野党の共闘の形を作り政権交代を訴えたことは、大きな歴史への出発点になったのではないでしょうか。
野党共闘候補の選挙区勝利や接戦は大きな前進。失敗や不十分さがあったとしても「意義ある共闘今回始まり」の思いで次につなげれば展望は洋々です。維新は身を切る改革を大看板にしながら、選挙が終わった途端、改憲の国民投票を来夏の参院選投票日に実施すべきだと求める始末。馬脚を現した形ですが、現れ方が凄すぎます。右への策動を更に強めるでしょうが、「入れて失敗!」の方が今後増えると思います。
市民連合と共闘勢力さえ押さえれば政権は安泰なわけですから、今後も政権側が共闘勢力への分断攻撃に力を入れてくるのは目に見えています。来たるべき参院選でいかに盛り返すか、真面目に地道に愚直に活動する共闘勢力を見守り応援したい思いを強くしています。
紺屋 中村清子
小選挙区も埼玉10区は勝てませんでした。野党統一の坂本祐之輔候補は比例で復活しましたが、悔しい結果に。さらに本格的な野党共闘へ進まねばと思います。
一方、今回初めて実現した野党共闘に与党が脅威をおぼえ、人気のない菅義偉首相を交代させてから総選挙へという筋書きになったのだと思います。自民党の選挙戦略が巧みだったとも言えます。
自民党は単独過半数を確保しましたが、全体の投票率は約56%。前回比2ポイント増とはいえ約半数は棄権。これで選挙民の意思を代表しているとは思えません。総務省の速報だと、18歳投票率は前回参院選に比べ改善しましたが、それでも51%、19歳では35%までダウン。高校で模擬投票を行う18歳生徒が、大学等へ進学すると選挙に行かなくなるということでしょうか。日本では家庭や職場で政治の話をしないという風潮もあります。若者の投票率の低さにつながってはいないでしょうか。
共産党が掲げた政策は素晴らしかったが、「ジェンダー平等」等の片仮名のスローガンは高齢者にはわかりにくかったと思います。共産党の2議席減は、そんなものかとも感じます。
西坂戸 伊藤忠平
野党共闘が実現して、こんどこそ埼玉10区で自民党に勝てるかと期待しましたが、あと一歩及ばず残念な思いをしています。
世襲議員のなりふり構わぬ選挙運動のどこが強かったのか、統一候補の何が敗因だったのか、選挙区内できっちり総括して次回に備えてほしいと思いました。
また、比例で共産党が振るわなかったことも気になりました。
選挙前に近所の友人が「昨日、共産党から電話がかかってきて聞いていると良いこといっぱい言うのだけれどねぇ」というのです。この「けれどねぇ」が問題です。共産党のイメージが中国共産党を連想してしまってよくないようなのです。私は、働いていた職場の労働組合に共産党支持者が多かったので特にアレルギーはないのですが、このあたりの共産党のイメージをどのように乗り越えていくのかが問われているのではないかと思いました。
清水町 S・S(女性)
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