坂戸独立愚連隊

　田中一郎氏を悼み、氏の著書『坂戸独立愚連隊』を紹介します。（写真をクリックすると大きくなります）

　集まった仲間は、大工、土方、左官、ダンプの運ちゃん、けんか好きで勉強が大嫌い。活動する中で、優れた青年学級となり、全国のラジオやテレビで放送されるまでに成長。氏が中央公民館で実践した青年学級の足跡です（『坂戸独立愚連隊』(地産出版)は、市立図書館閉架書庫にあり貸し出し可能）。

　坂戸市の公民館活動の歴史は、全国的にも優秀。俗に公民館法と言われた社会教育法の公布２年前、1947年５月に勝呂公民館創設。翌年７月に大家公民館開設。その後、公民館が続々開館。戦後の社会復興が託されました。

　氏は嘱託で中央公民館に副館長・館長として15年間勤務。武術の解禁を求め、ＧＨＱ本部と直談判し全国初の許可。音楽・美術・文芸団体を創設し『文芸さかど』を発刊。その後全国公民館運動を牽引（けんいん）し、社団法人全国公民館連合会を設立。事務局長を８年間務め公民館優良職員賞を受賞。

大久保俊秀

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