21年6月28日
坂戸市議会の6月定例会は最終日の6月16日(水曜日)、補正予算など市長提出11議案(専決処分3議案を含む)と、「東京五輪再検討の意見書」など議員提出2議案の計13議案を審議。市長提出分は全会一致で承認・可決しました。
コロナ禍での東京五輪に警鐘を鳴らす3議員提出の「東京オリンピック・パラリンピックについて開催基準の明示及び中止又は再延期の検討を求める意見書」については反対多数で否決されました。
もう一方の議員提提出は「出産に関する規定を整備する議会規則改正案」で、市議会議員の育児、看護、介護等を明文化したもの。全会一致で可決し、23日間の会期を終えました。
補正予算には小中学校廊下の水道蛇口、公立幼稚園、同保育園、市内私立保育園、認可保育園、認可外保育施設等のトイレ水道蛇口をコロナ対策で自動水栓化する予算が盛り込まれています。
東京五輪の再検討を求めた「意見書提出」(提案者は弓削勇人、武井誠、平瀬敬久各議員)についての審議結果は賛成7、反対12の反対多数で否決されました。
コロナ下で、明確な開催基準も明示されないままの強行に憂慮し、再検討を求めたのが提案の趣旨。医療従事者への負荷を増大させ、経済的困窮者を始めとする人々の命、暮らしを危険にさらすことになるため、開催基準の明示及び中止か再延期の検討を国会、首相に求めています。
反対した議員の理由は、「今国会で議論中」「今さら中止しようにも、間に合わない」「開催は誘致した国の責務」などというもの。
元々の3議員要請は二度の議会運営委員会で「取り扱わない」との結論に。これを受け、各会派の意向も考慮し「開催基準の明示」を追加した上で、改めて議員提出議案として議会へ提出していたものです。
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